空中都市 マチュピチュ
一度は行ってみたい、言わずと知れた世界遺産、マチュピチュ遺跡。インカ文明の時代に造られ、堅牢な石造りの家々の壁、石を削って造った階段や井戸、斜面を利用した段々畑など1000年の時を越え、今に残されています。列車でしか訪れることが出来ず、マチュピチュまでの道のりは長く大変です。今は、ホームページからマチュピチュの入場券・マチュピチュ村までの列車の切符等を購入出来るようになり、個人でも手配することが簡単になったので活用すると便利です。ちなみに、マチュピチュ入場は約4500円と高めです。年々入場料も高くなってきているそうです。
クスコからマチュピチュ村間を走る列車「PERURAIL」に乗り、マチュピチュまで4時間。列車の車内は、天窓から光が差し込んで暖かく、ペルーの民族音楽で気分が盛り上がります。尚且つ、インカコーラとお菓子もサービス。ゆっくりと渓谷を走る車窓からウルバンバ川、雄大な山々、森林など大自然の景色を眺めていると、凄い所に来たものだとマチュピチュに辿りつく前に満足してしまう程です。
マチュピチュ駅からは、バスに乗りいろは坂のような登り道を30分、バスを降りてから約20分程歩いて登ると到着します。入場制限1日2500人とのことですが、それ以上では? と思わせる混みよう。特に、5~9月のシーズンは人が多いそうです。ただ、バスの本数も多く、スタッフさんの手際も良いので、苦には感じませんでした。
目の前には、テレビや本でおなじみの光景が広がり、大絶景……のはずが、私が訪れた時は、丁度雨季で一面の霧でした。しかし、暫く待つと霧が薄くなり、鮮やかな緑の芝生と神秘的な遺跡を見ることができました。この自然の演出と神秘的な景色に感動!
雨季には傘とポンチョは必須です。マチュピチュ村にも売っていますが、100円ショップで売っているような簡易的なものです。
また、マチュピチュ見学の際は、食べ物の持ち込み禁止や大きな荷物の持ち込み禁止などの注意事項があるので、事前にしっかり確認をして下さい。この素晴らしい遺跡が、ずっと壊されずに生き続けることを願っています。
■マチュピチュ遺跡
・住所:Machu Picchu, Cusco, Perú
※上記データは記事公開時点のものです。