子供と遊ぶ/子供とおでかけ(東北)

子連れで行きたい東北のミュージアム

郷土の文化・風土を感じられる東北のミュージアムを、親子で一緒に楽しみましょう。大人だけでなく、子どもも楽しい。子どもだけでなく、大人も楽しい。そんなミュージアムをご紹介します。

執筆者:井藤 雪香

親子で楽しむミュージアム

子どもとアート

子どもと一緒にアートを体験!(青森公立大学 国際芸術センター青森・ギャラリー)

郷土の文化・風土を感じられる東北のミュージアムを、親子で一緒に楽しみましょう。

地域の文化に触れ、よさを発見することができる。
大人と子どもが一緒に楽しめる。

そんなミュージアムをご紹介します。


 

アート活動が盛んな青森のミュージアム

新たなアートの発信地として注目を集める青森のミュージアムたち。どれも、子どもが楽しめる要素がたっぷり詰まっているんです。

青森県立美術館(青森・青森市)
青森県立美術館

青森県立美術館。雪のように真っ白な外観が印象的

県外から訪れる人も多い「青森県立美術館」には、棟方志功、奈良美智など青森県出身作家の作品が多くコレクションされています。また、美術のみならず映画、演劇、音楽などさまざまな文化芸術活動も展開しています。

あおもり犬

とにかく大きいあおもり犬。冬期は常設展示室から姿を見ることができます

子どもと一緒に見たい「あおもり犬」。奈良美智による高さ8.5mの立体作品で、その大きさに子どもたちから大人気!
観覧無料で、冬期以外なら近くまで行くことができます。あおもり犬までの道には橋あり、階段ありで迷路のよう。ベビーカーは使えないので、乳幼児をお連れの場合はおんぶひもがあると便利です。

 

キッズルームおはなし会

キッズルームおはなし会。雪の上にお絵描きなど、毎回楽しい創作体験ができます

ショップやカフェ、キッズルームに図書室など館内設備も充実。
キッズルームでは「おはなし会」が定期的に開催されています。読み聞かせのあとの創作体験プログラムでは、子どもたちにさまざまな体験をさせてあげられると保護者から好評。予約不要、参加費無料だから気軽に参加できます。

 
住所:青森県青森市安田字近野185(アクセス
電話:017-783-3000
開館時間:10/1~5/31/9:30~17:00(入館16:30まで)、6/1~9/30/9:00~18:00(入館17:30まで)
休館日:スケジュールカレンダーをご参照ください
観覧料:展覧会ごとに異なります ※館内への入場は無料。キッズルーム、図書室等無料で使用できます

青森公立大学 国際芸術センター青森(青森・青森市)
国際芸術センター青森

設計は安藤忠雄建築研究所。展示棟の水のテラスには、アーティストの作品が映し出されることも

「芸術と自然」をテーマに国際性・地域特性のある芸術文化を発信している、森の中の美術館です。設計は安藤忠雄氏。建物を森に埋没させる「見えない建築」をテーマとした建築空間は、刺激的で見ごたえがあります。

水のテラス

夏には、水のテラスで生き物探しに夢中になる子どもたちをよく見かけます

主な事業として、アーティスト・イン・レジデンスプログラムを中心とした展示発表が季節ごとに行われています。
アートに触れたあとは、外で森の自然に触れて。大人も子どもも、それぞれにスローな時間を満喫できます。

 
ラウンジ内キッズスペース

ラウンジ内キッズスペース。素朴な木のおもちゃや絵本が設置されています

ラウンジは美術図書を備えた休憩スペース。キッズスペースがあるので、ここでも子どもを遊ばせることができます。
2013年4月には、このラウンジにカフェも誕生。親子カフェさながらの空間になりそうです。

 
野外作品

秋には、野外作品と紅葉の見事なコラボレーションを楽しめます

野外彫刻を見ながらの森のお散歩も素敵です。季節の草花とともに表情を変えるアートを親子で楽しみましょう。
虫とりが好きなお子さんをお連れの場合は、虫かごと網を忘れずに!
※森の散策路は、場所によってぬかるみなどがあり、注意が必要です。事前にご確認ください。

 
住所:青森県青森市合子沢字山崎152-6(アクセス
電話:017-764-5200
開館時間:9:00~19:00(展覧会:10:00~18:00)
休館日:毎月第3日曜日および年末年始(12/29~1/3)
入場料:無料

十和田市現代美術館(青森・十和田市)
十和田市現代美術館

官庁街通り(別名・駒街道)と縁の深い「馬」をモチー フにした、高さ約5.5mの彫刻作品「フラワー・ホース」 チェ・ジョンファ(韓国)

ここでしかみることができない35の恒久設置作品が展示されている常設展示スペースのほか、ギャラリースペース、カフェ、市民活動サポートスペースなどがある「十和田市現代美術館」。ワークショップなど市民参加型のイベントが多い、開かれた美術館です。

アート広場

草間彌生作の「愛はとこしえ十和田でうたう」©Yayoi Kusama

美術館向かい側の「アート広場」には、草間彌生による体験型の彫刻作品が。彫刻作品には、子どもたちが自由に入り遊ぶことができるので、休憩がてら思いっきり遊ばせてください。

 
住所:青森県十和田市西二番町10-9(アクセス
電話:0176-20-1127
開館時間:展示スペース等/9:00~17:00(入館は16:30まで)、カフェ・休憩スペース/9:00~17:30(カフェラストオーダー17:00)
休館日:スケジュールカレンダーをご参照ください
観覧料:常設500円※高校生以下無料

八戸ポータルミュージアム はっち(青森・八戸市)
からくり時計

八戸三社大祭の法霊神楽をモチーフとしたからくり時計。1時間ごとに動き、歯打ちで時を告げます(写真提供:八戸ポータルミュージアム はっち)

まちの新しい魅力を創り出す「八戸ポータルミュージアム はっち」。まるで八戸のジオラマの中を歩いているようなところです。市民にとっては八戸の魅力の再認識の場であったり、公園のような憩いの場所であったり。また、八戸の”あれこれ”が展示されており、工房兼ショップやご当地グルメも楽しめます。

こどもはっち

天然木の遊具がたくさん!(写真提供:八戸ポータルミュージアム はっち)

そのなかで子連れが注目したいのは、4Fにある「こどもはっち」です。天然木を使った大型遊具やおもちゃがいくつもある充実した設備を、小学生以上たったの100円で利用することができます。

 
木のおもちゃ

ユニークな木のおもちゃに、子どもたちが夢中に

赤ちゃんから小学生まで幅広い年齢の子どもが遊べるこどもはっち。
緩やかな傾斜の丘を配した「はいはいサークル」、はいはいできるようになった赤ちゃんのための「かくれんぼハウス」、ミニライブラリー「えほんてんぼうだい」、けん玉やお手玉などの懐かしい遊びに触れることができる「いぐさステージ」、女の子必見のドールハウス「にんぎょうのいえ」、茶の文化に楽しく触れられる「かみしばいおちゃしつ」、お店やさんごっこが楽しめる「はっちのみせ」、天然木のボールを4万数千個も敷き詰めた「木のプール」など内容盛りだくさん! たっぷりと遊べます。


 
住所:青森県八戸市三日町11-1(アクセス
電話:0178-22-8228
開館時間:9:00~21:00 ※こどもはっち9:30~16:30
休館日:毎月第2火曜日および年末年始(12/31・1/1)
入館料:無料
こどもはっち入場料:1人100円(未就学児は無料)

>> 次のページでは宮城ほか各県のミュージアムをご紹介!

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