・エールべべ クルットNT2
2ドア車に利用するときもこの回転シートが助かります。乳児期、後部座席に後ろ向きにこどもを座らせるというのは、2ドアでドアも開かない狭い空間で行うのはかなり困難です。そんな時、くるっとシートを前向きに変えてからこどもを座らせて、後ろ向きに回転させるという手順を踏まえれば、2ドアの不自由を軽減させられます。
リクライニングもあり、前向き時、3段階。わずかな角度ですが、眠ってしまった子どもを安定させるには有効です。肩のハーネスの高さも8段階とかなり小刻みに調整できます。常に体にフィットさせることで安全性が高まります。スライド式で簡単に変更できます。操作部は背もたれ裏側ですが、回転シートのため、いちいち取り外さずとも、くるっと回転させて背もたれの操作部を触ることができるので、とても簡単です。
座席の直上にリヤウィンドウが来るようなお車の場合、日よけも助かるでしょう。
回転シートは、あると便利ですが、座面が高くなりやすく、重量も重たくなります。頻繁にチャイルドシート自体を付け外しする方には重さがネックになります。また、ドアを開けて子どもを乗せ降ろしするより、いったんは子どもを抱いて車内に乗り込んで、ドアを閉めてからゆっくり子どもを乗せる方がやりやすいと考える方もいらっしゃいます。その場合は回転シートがあまり必要ではありません。(回転シートと言っても、車の内側には回転できない事が多いのです。)
小型車にお勧めと書きましたが、車高があまりに低い車の場合は、座席面が高めのこれら回転シートのチャイルドシートは、やや浮いて感じるかもしれません。後ろ向き乗車の時期はそれでも回転式のメリットがあります。お子さんが大きくなってから、セカンドシート的に選ぶ場合は、回転タイプではなくて、シンプルな構造で座面の低いチャイルドシートの方が落ち着きが良く見えるでしょう。
メーカーの製品ページ
http://www.ailebebe.jp/lineup/kurutto_nt/