まずは基本的な健康管理を
放射性物質が食品衛生法に基づく暫定規制値を超える場合は、出荷制限され市場には出回らないことになっています。しかし、基準を守っているから安全なのだとどんなに時間をかけて説明されても、その内容を信頼できないので「安心」して食べられないという方もいます。ましてや小さなこどもさんがおられるご家庭では、心配な気持もわかります。しかし健康食品も含めた食品が、放射性物質排出に効くと思い込んで、偏った食べ方をすることで、栄養のバランスが悪い食事になっては、免疫機能等もきちんと働きません。まずはバランスのよい食事をすることや、きちんと睡眠をとる、ストレスを抱えすぎないなどの生活を整えるといった、基本的な事が大切です。
また独立行政法人放射線医学総合研究所や、財団法人原子力環境整備センターでは、「野菜を洗う、煮る(煮汁は捨てる)、皮や外葉をむく、などによって、汚染の低減が期待できる、と紹介されています。出回っている食品の放射性物質が気になるという方は、参考になさってください。
参考/
・食品と放射能Q&A-福島市版
・埼玉県における放射線の影響に関するQ&A
・食品の調理・加工による放射性核種の除去率(財団法人原子力環境整備センター)
・放射性被ばくに関するQ&A食品・水への影響(独立行政法人放射線医学総合研究所)
・健康食品の正しい利用法(厚生労働省医薬食品局食品安全部)
その他