Perl/Perlの基礎知識

Perl プログラミングの流れ(6ページ目)

Perl のプログラムを一つ作成し、Perl プログラミングの概要をつかみます。

井上 みやび子

執筆者:井上 みやび子

Perlガイド

数値計算

Perl の数値計算は、学校で習う四則演算と同じです。掛け算や割り算は足し算や引き算より先に行い、もし優先したいものがある場合はカッコでくくるのでしたね。

Perl の場合も同じです。ただし、「×」の代わりに「*」、「÷」の代わりに「/」を使います。

Perl での数値計算の例

my $keisan1 = 3 * 2 + 1;
print $keisan1, "¥n"; #結果は7

my $keisan2 = 3 * (2 + 1);
print $keisan2, "¥n"; #結果は9

my $keisan3 = 9 / 3 - 1;
print $keisan3, "¥n"; #結果は2

サンプルプログラムの以下の行では、「1ドル ÷ 為替レート(1ドルあたり〇〇円)×100円分」で100円あたりのドルの金額を計算しています。

my $usd_per_yen = 1 / $kawase_usd * 100; #100円なら何ドル?

この例にあるように、計算式を代入の右辺(「=」の右側)に書くと、その計算結果が変数に代入されます。

出力方法

最後に計算結果を画面に表示します。表示をする事を「出力」と呼びます。
画面に文字を出力するための命令は「print」です。表示する内容はダブルクオートで囲って指定します。

print "表示する内容¥n";

「¥n」は改行したい場所に追加します。

サンプルプログラムでは、以下のように結果を出力しています。

#出力
binmode STDOUT, ':encoding(utf8)'; #Windowsは utf8->cp932
print "今日の為替は1ドル $kawase_usd 円です。¥n";
print "100円は $usd_per_yen ドルです。¥n";

あれ、print での出力の前に何か付いてますね。

binmode STDOUT, ':encoding(utf8)'; #Windowsは utf8->cp932

この1行は表示するアプリケーション側で使っている文字コードを指定しているのですが、今のところ日本語を出力する場合の「おまじない」と覚えて下さい。print で出力を開始する前のどこかに挿入します。

Mac/Unix系 OS の場合はこのままで構いませんが、Windows の場合は以下のように書き換えて下さい。

binmode STDOUT, ':encoding(cp932)';

コメントが消えていますが、これはあってもなくてもプログラムには影響が無いのでしたね。

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