数値計算
Perl の数値計算は、学校で習う四則演算と同じです。掛け算や割り算は足し算や引き算より先に行い、もし優先したいものがある場合はカッコでくくるのでしたね。
Perl の場合も同じです。ただし、「×」の代わりに「*」、「÷」の代わりに「/」を使います。
Perl での数値計算の例
my $keisan1 = 3 * 2 + 1; print $keisan1, "¥n"; #結果は7 my $keisan2 = 3 * (2 + 1); print $keisan2, "¥n"; #結果は9 my $keisan3 = 9 / 3 - 1; print $keisan3, "¥n"; #結果は2
サンプルプログラムの以下の行では、「1ドル ÷ 為替レート(1ドルあたり〇〇円)×100円分」で100円あたりのドルの金額を計算しています。
my $usd_per_yen = 1 / $kawase_usd * 100; #100円なら何ドル?
この例にあるように、計算式を代入の右辺(「=」の右側)に書くと、その計算結果が変数に代入されます。
出力方法
最後に計算結果を画面に表示します。表示をする事を「出力」と呼びます。
画面に文字を出力するための命令は「print」です。表示する内容はダブルクオートで囲って指定します。
print "表示する内容¥n";
「¥n」は改行したい場所に追加します。
サンプルプログラムでは、以下のように結果を出力しています。
#出力 binmode STDOUT, ':encoding(utf8)'; #Windowsは utf8->cp932 print "今日の為替は1ドル $kawase_usd 円です。¥n"; print "100円は $usd_per_yen ドルです。¥n";
あれ、print での出力の前に何か付いてますね。
binmode STDOUT, ':encoding(utf8)'; #Windowsは utf8->cp932
この1行は表示するアプリケーション側で使っている文字コードを指定しているのですが、今のところ日本語を出力する場合の「おまじない」と覚えて下さい。print で出力を開始する前のどこかに挿入します。
Mac/Unix系 OS の場合はこのままで構いませんが、Windows の場合は以下のように書き換えて下さい。
binmode STDOUT, ':encoding(cp932)';
コメントが消えていますが、これはあってもなくてもプログラムには影響が無いのでしたね。