土・休日限定の回数券なら10枚の値段で14枚も買える
「東京メトロにちょこちょこと乗るけど、オトクに使いたい。でも定期券を買うほどではない……」、そんなあなたにオススメしたいのが、東京メトロの“回数券”です。電車の回数券というと、一般的に10枚分のお値段で11枚の切符が買えるというもの。さらにオトクな設定のものもあり、時差回数券(平日10時~16時の間に最初に改札を通ればOK。土日と休日は時間関係なくOK)なら12枚、土・休日割引回数券(土日、祝日のみOK)なら、14枚分買えるので、オトク度がアップ。いずれも、駅にある券売機で買えます。
170円の回数券を買って、お財布に入れておくと便利
では、東京メトロの170円の回数券で、1枚当たりどれくらいオトクになるのでしょうか。最近は、SuicaやPASMOなどを使うこともあると思います。170円区間は、SuicaやPASMOを使えば165円に割引されます。
そこで、「170円の回数券を使った場合」が、「SuicaやPASMOで165円で乗った場合」に比べるとどれくらいオトクなのか、オフ率を調べてみました。
●通常の11枚つづり→ 170円×10枚分のお値段÷11枚=約154.5円 (Suica・PASMO等で165円で乗る時よりも、1枚当たり約6.4%オフ)
●時差限定+土日OKの12枚つづり→ 170円×10枚÷12枚=約141.7円 (Suica・PASMO等で165円で乗る時よりも、1枚当たり約14.1%オフ)
●土休日限定の14枚つづり→ 170円×10枚÷14枚=約121.4円 (Suica・PASMO等で165円で乗る時よりも、1枚当たり約26.4%オフ)
特に、土曜・日曜・休日の場合は26%以上オフと、かなりオトクですよね。
東京メトロの回数券ならではのメリットが2つある!
そして、東京メトロの回数券には、JRなど他の電車の回数券にはあまり見られないメリットが2つあるのです。それは「金額のみが書かれた回数券なので、どこの駅で使ってもOK」「乗り越し精算をする時には差額でOK」の2つです。例えば、JRであれば、“○○駅~○○駅”とあらかじめ区間が決められていますよね。でも東京メトロなら、 「170円」「200円」「240円」などと金額しか書いてありません。つまり、どこの駅から乗っても降りてもOK。
そして、JRなどの回数券では、回数券の区間を超えて使用すると、超えた分は原則的にもう一度電車を乗りなおした形で精算となるため、出費が大きくかかります。
ところが、東京メトロの回数券は、170円の回数券を使って200円の区間に乗った場合、降りる際に乗り越し精算機で差額の30円を支払えば、改札を出られる精算券が出てきます。差額だけでOKというのが、うれしいですね。
ただし注意したいのが、有効期限が3ヵ月間だということ。買う前に、3ヵ月間で使いきれるかどうかをよく検討しておきましょう。
自分1人で使うのもよいですが、家族や友人、恋人などと一緒に使うのもよいかもしれません。よろしかったらチェックしてみてください!
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