株・株式投資

東証大証の統合で注目!日本製靴下のタビオ

今年7月には東証と大証の現物株市場が統合されます。大証1部2部の銘柄は、自動的に東証1部2部に所属します。今後注目度が上がるであろう大証上場銘柄から、藤本が気になる銘柄をご紹介します。注目銘柄のひとつが「Made in Japan」のこだわり商品で人気の銘柄 タビオ(2668 大証2部)です

藤本 誠之

執筆者:藤本 誠之

株式ガイド

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7月の東証大証の統合後に注目の銘柄は?

まいど、相場の福の神こと藤本です。

今年の7月16日には、東京証券取引所と大阪証券取引所の現物株市場が統合されます。大証1部・2部の銘柄は自動的に東証1部・2部に所属することになるということです。例えるならば、大阪のNMB48のメンバーが、自動的にAKB48のメンバーに昇格するようなものです。投資家の注目度が高まることになり、株価の上昇も期待できそうです。ここでは、大証銘柄から気になる銘柄を紹介します。

タビオ(2668 大証2部)

株価 837円、100株単位、最低投資金額(83700円)
タビオundefinedWeb

タビオ Web


PBR(実績)1.16倍、連結PER(実績)16.26倍
配当利回り3.58%
株主優待 
権利確定日2月末日
株主ご優待券(500円相当) 
100株以上3枚
1000株以上12枚
※2013年2月15日時点の株価

第1回目にご紹介するのが、全国で「靴下屋」を直営・FC展開している靴下総合企業のタビオ。 靴下にこだわり、靴下を自社で製造・販売を行っていますが靴下は繊維製品の中でも、ものづくりが最も難しい製品といわれています。なぜなら、足の裏には6万もの汗腺があり、歩けば踵(かかと)には体重の1.8倍もの圧力が掛かるとのこと。素材選定から様々なノウハウが必要になり、ファッション性も重要。直接身に付ける肌着であるともに、おしゃれを楽しむ「外着」でもあります。

半歩先読みポイントは靴下の「Made in Japan」

タビオネットワークシステム

タビオネットワークシステム(出典 タビオWeb)

タビオは直営・FCで「靴下屋」を店舗運営しているので、消費者のニーズを直接くみ取ることが可能です。同社ではお店で売れた靴下を完全に把握し、1足単位で即座に補充する体制を整えています。

いわば「お店の隣に工場がある」ような画期的なシステム。それがタビオネットワークシステムなのです。これによって、工場から原則1-2日で商品が店舗に納入でき、同社の最大の武器となっています。

当然、工場は国内にあるので、「Made in Japan」の商品。靴下業界は、海外から格安靴下を輸入することが多いのですが、同社は「Made in Japan」の高品質な靴下を、消費者の気まぐれなニーズに即座に対応することによって、差別化を図っています。

昨年末からのいわゆる「安倍トレード」による円安傾向も、同社には追い風です。株価をチェックすると、昨年の12月以降、上昇トレンドに入っています。配当利回りも3%超と高く、100株(投資金額 83700円)の保有で1500円相当の優待券が貰えます。2月末が権利確定日となっています。じっくり投資派であれば、権利落ち後に安くなったところをじっくりと指値で狙いたいところです。

*投資判断の参考にするための情報提供を目的に作成されたもので、投資の勧誘ないし特定の銘柄を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身で判断されるようお願いいたします。
*正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。
*藤本が個人的な考えを掲載したものであり、藤本が所属する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではありません。
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