「節分天井彼岸底」とは?

「節分天井彼岸底」という相場格言をご存じですか? この格言は、「2月上旬(節分)からは、企業の決算が集中する3月下旬(彼岸)まで下落しやすい」という相場の傾向を表しています。

この相場格言は、もともと米相場で使われていました。昔の米相場で使われていた相場格言は、今の株式市場でも当てはまることがあります。では、この「節分天井彼岸底」は、今の株式市場でも使えるのでしょうか。そこで今回は、この相場格言がホンモノかどうか、検証してみました。

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検証対象:全銘柄
検証期間:1990年3月~2018年1月31日
1銘柄当たりの投資金額:20万円

買い条件
・2月初旬になったら買い

売り条件
・3月下旬になったら売り

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2月初旬に全銘柄を購入し、3月末に売却した場合について検証を行います。

仮に、勝率が50%以下で、損益がマイナスならば、相場が下落しやすいと読み取れます。この場合、「節分天井彼岸底」は正しいと判断できます。

反対に、勝率が50%以上で、損益がプラスならば、相場が上昇しやすいと読み取れます。この場合は、「節分天井彼岸底」の格言は、今の相場では使えないと判断できます。

以上のルールで、過去のデータを用いて検証してみましょう。検証結果は以下の通りです。



「節分天井彼岸底」は当たるのか?

システムトレードの達人

システムトレードの達人

勝率: 57.61 %
勝ち数: 33,094 回
負け数: 24,353 回
引き分け数: 1,206 回

平均損益(円): 6,991 円  平均損益(率): 4.10 %
平均利益(円): 24,199 円  平均利益(率): 14.34 %
平均損失(円): -16,047 円  平均損失(率): -9.61 %

合計損益(円): 410,048,500 円  合計損益(率): 240,402.77 %
合計利益(円): 800,846,457 円  合計利益(率): 474,491.07 %
合計損失(円): -390,797,957 円  合計損失(率): -234,088.30 %

プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失): 2.049
平均保持日数: 48.83 日

以上が、検証結果です。勝率は、57.61%、1トレードあたりの平均損益は4.10%です。勝率は50%以上、平均損益もプラスです。よって、節分から彼岸にかけて、相場は上がりやすいと判断できます。
この結果によると、「節分天井彼岸底」の格言は、今の相場には当てはまらないと考えられます。むしろ、1トレードあたりの平均損益がプラスであることから、2月初旬から3月末にかけては上昇する傾向が強いと考えられます。
さらに詳しく確認するために、年別の検証結果も見てみましょう。

システムトレードの達人より作成

システムトレードの達人より作成


図の網掛け部分は、勝率50%以下かつ平均損益マイナスの年です。この年は、明確に「節分天井彼岸底」の格言が当てはまった時期でもあります。1991年から2017年までの27年間のうちで、この格言が当てはまったのは13回でした。当てはまったのは、わずか半分以下でした。年別で確認する限り、「節分天井彼岸底」の格言は、今の株式市場には合わないと考えられます。

古くから言い伝えられている相場格言は、たくさんあります。しかし、今の相場でも使えるものは、全てではありません。「相場の格言」を判断材料にする場合は、今回のように、一度検証してみる必要するのが大事だと言えるでしょう。検証せずに、相場格言を鵜呑みにするのは、とても危険です。みなさんも、自分が知っている相場の格言が本当に正しいかどうかを、是非一度検証してみてはいかがでしょうか。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)
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