弁理士試験/弁理士試験の概要

弁理士試験のための予備校の選び方(2ページ目)

弁理士試験のために通う予備校をどのように選択するのがよいでしょうか。実績のある予備校などであれば、いずれを選んでも内容的には十分です。しかし、勉強の続けやすさでは差が出ます。講師の方との相性、通いやすさ、欠席時のフォローなどを調べて、自分に合うところを選びましょう。

木村 晋朗

木村 晋朗

弁理士 ガイド

弁理士。大学卒業後、技術者として研究開発に従事した後、国内の研究開発系企業の知的財産部門で、海外企業との特許ライセンス、特許紛争などを担当。その後、外資系企業での特許ライセンス関連業務に従事。現在は、インフォート国際特許事務所に所属

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弁理士試験予備校などの例

Building

大手予備校の校舎は便利な場所が多いです

大手予備校として、次のようなところがあります。

  • LEC 最大手です。校舎の数が多いので便利なところを探しやすいでしょう。短答試験の教材には定評があります。
  • TAC(Wセミナー) 法律系に強いといわれています。
  • 代々木塾 古くからある老舗として知られています。問題の難易度が高いといわれます。

ゼミという小規模な講座もあります。比較的少ない人数で講義などが行われ、質問などがしやすく、受講生同士の結びつきができやすいのが特徴です。吉田ゼミ勝どきゼミなどが知られています。講義などの場所が限定されていること、ゼミによっては人数制限があることに、注意が必要です。

予備校の講座

対象者のレベルや、試験に応じて、様々な講座や、答練(問題演習または模擬試験のこと)が用意されています。

  1. 入門講座(基礎講座ともいわれます):初学者向けに、基本的な内容を解説するものです。
  2. 短答試験のための講座および答練:基本的な概念を理解していることを前提に行われます。
  3. 論文試験のための講座および答練:基本的な概念を理解していることを前提に行われます。
  4. その他:口述試験対策、法改正の解説講座、選択試験の講座などがあります。

初学者であれば、入門講座(1)、単答試験の講座・答練(2)、論文試験の講座・答練(3)を受講するのが一般的でしょう。すべてを同じ予備校で受講する必要はありません。例えば、入門講座と単答試験の講座(1と2)を受ける予備校と、論文試験の講座(3)を受ける予備校が異なるという方もいます。
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