ETFを活用すれば世界バランス投資が可能に!
ETFを活用すれば世界バランス型のポートフォリオを組むことが出来る!
例えば上の米国株のパフォーマンスにJPモルガン社はS&P500指数を用いており、これと同じ成果を上げるには世界最大のETFである「スパイダー トラスト シリーズ1(SPY)」に10%の資産を割り当てればよいのです。日本なら東証の上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)があります。これらのETFはS&P500インデックスへの連動を目指します。同様に上記の新興国債券にはJPモルガン新興国債券指数が用いられていますが、この指数にズバリ連動するETFは「iシェアーズJPモルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券ファンド(EMB)」です。グローバルリートのパフォーマンス計測にはFTSE EPRA/NA REIT先進国リート指数というものが使われていますが、この指数にズバリ連動する「iシェアーズ FTSE EPRA/NAREIT 先進国(除く米国)不動産インデックス・ファンド(IFGL)」が使えます。
同様に残りの資産クラスも、仮にJPモルガン社の採用している指数ズバリに連動するものがなくても、それに近い代替ETFは幾らでも存在します。例えばアジア株全体に投資するETFがみつからなくても、全世界の新興国株価に連動を目指す「iシェアーズR MSCI エマージング・マーケット・インデックス・ファンド(EEM)」がニューヨークにあり、日本であれば東証の上場インデックスファンド海外新興国株式(1681)があります。先進国全体をカバーする「iシェアーズR MSCI EAFE インデックス・ファンド(EFA)」や東証の上場インデックスファンド海外先進国株式(1680)に換えてもOKでしょう。ハイイールド社債ならティッカー名で「JNK」(ジャンク債を表す)があり、米国国債連動型ETFは、国債の満期期間によって短期(SHV)、中期(SHY)、長期(IEF)、超長期(TLT)の各ETFがあり、それらをミックスして総投資額の15%を「米国債枠」充てればよいのです。このようにJPモルガン社の作った「バランス型」ポートフォリオを自分で複製することができ、同種の投資信託を購入するより手数料はうんと安くなる上、即日時価で購入や売却ができます。
参考:グローバルグロースレポート
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