ライバルは国産車だけじゃない
クラウン アスリート
実際、クラウンの売れ筋グレードとなっている『アスリートS』の価格は469万円。装備もバイキセノン(ロー&ハイビーム両方HIDライト)や、アルミホイール、純正ナビ、安全装備など含めフル装備。実用燃費はクラウンが15%くらい良いものの、ガソリンより15%前後安価な軽油を燃料にするディーゼルだけにコスト的にイーブン。
車格で考えれば、本来ならクラウンの方がワンランク上。ただ3シリーズはフルモデルチェンジの度に大きくなっており、全長こそクラウンより270mm短いものの、車幅は同じ1800mm。車内スペースに大きな影響を与えるホイールベース(前輪から後輪までの距離)も40mmしか違わない。リアシートの広さで少しクラウン優勢です。
輸入車好きも納得できる乗り心地
乗り心地はBMW優勢
動力性能はキャラが随分違う。クラウンに乗ると「典型的なトヨタ式のハイブリッドですね」。プリウスと同じ走りをイメージして頂ければOK。すなわちアクセル踏むとモーターだけで走り出し、タイヤが4~5回転したタイミングでエンジン始動。そこからモーターとエンジンのパワーを最適な効率で使って走るというもの。
静寂さを期待すると、少しばかりガッカリするかも
ガソリン車なら4リッターエンジンに匹敵するトルクを出す320dに乗り換えてアクセル踏むと、グイグイ加速する。クラウンハイブリッドだって十分な速さを見せるが、320dの方はさらに力強い。しかもダイレクトにエンジンフィールを伝えてくるため、手応えあります。クルマ好きなら320dを好むと思う。
ピンクは2013年末に発売予定の特別色