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甲府・勝沼の気候・イベント・旬の味覚(2ページ目)

甲府や勝沼は甲府盆地の中にあります。盆地は寒暖の差がはげしく、フルーツの栽培に適しているため、ぶどうや桃の名産地。本記事では、甲府市、笛吹市、山梨市、甲州市のイベントや旬の味覚を紹介します。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

ワイン絡みのイベントが目白押し! 甲府・勝沼の秋(9~11月)

勝沼の秋

ぶどうやワインがお目当てなら秋がベストシーズン!

9月に入ると、朝晩めっきり涼しくなってきます。春と並ぶベストシーズンですが、1日の寒暖差を厳しく感じるのもこのころ。昼間はタンクトップ一枚で過ごせたのに、夜はパーカーが必要、なんてこともあるので、羽織物などでうまく調節してください。

勝沼周辺ははぶどう収穫の最盛期で、ぶどう狩りも楽しめます。そしてワイン好きにとってもたまらない季節。町をあげてのワインまつりもあれば、各ワイナリーごとのお祭りも多数開催されます。紅葉シーズンでもあり、なかでも昇仙峡や西沢渓谷は多くの人で賑わう名スポットです。

【主なイベント・祭り】
甲州市かつぬまぶどうまつり

甲州市かつぬまぶどうまつり。敷物おつまみ持参でガッツリ飲んだくれる地元民も多い

■甲州市かつぬまぶどうまつり
勝沼を代表するぶどうまつり。500円の試飲グラスを購入すれば出店している甲州市内の20数社のワイナリーのワインが飲み放題! 例年、10月第一日曜日に実施。

■甲州フルーツマラソン大会
秋の甲州を走り抜けるマラソン大会。完走後にはワインとぶどうでもてなしてくれる。毎年10月に実施。

■ワインツーリズム
様々なワイナリーを巡り、産地を楽しめるイベント。ワイナリーを巡りやすいよう循環バスがまわり、ワインが生まれた土地やワインを作る人との交流を楽しめる。例年、11月に実施。

■山梨ヌーボーまつり
11月の第一土曜日に解禁となる山梨ヌーボーを楽しめるお祭り。山梨県では甲府の小瀬スポーツ公園が会場。東京・日比谷でもおこなわれる。11月の週末に開催。

 

月の雫

甲州銘菓「月の雫」。砂糖のなかには生のぶどうがそのまま入っている

【旬の味覚】
・ぶどう……種類によって収穫時期は違うが、巨峰や甲州などの人気品種がお目見えするのは9月ごろから。ぶどう狩りのベストシーズンでもある。
・山梨ヌーボー(ワイン)……11月の第1土曜日に解禁となる山梨の新酒。その年に獲れた甲州種とマスカット・ベリーAを使ったワイン。
・月の雫(お菓子)……丸ごとの甲州ぶどうを砂糖の衣で包んだ甲州銘菓。ぶどうの収穫シーズンの秋から数カ月間だけ販売される。秋~冬の限定販売。いろいろなメーカーが作っている。

 


温泉でしっぽり温まりたい、甲府・勝沼の冬(12~2月)

甲府盆地の夜景

ほったらかし温泉からのぞむ甲府盆地の夜景。空気が澄んだ冬は夜景もひときわ美しい。この場所からすぐの山梨県笛吹川フルーツ公園からの夜景は「新日本三代夜景」にも選ばれている

冒頭にも書いたように、盆地の冬はキビシイです。ただ、それはあくまで朝晩の冷え込みの話。甲府市内でも最低気温がマイナス5度前後の朝は珍しくありませんが、最高気温は10度近くまであがることが多く、都会とそれほど変わりません。ただ、アスファルトとちがって足元が冷えやすいので防寒対策はしっかりと。雪は年に数回しか降りません。

この時期のお楽しみといえば、やはり温泉です。湯村温泉郷や石和温泉郷の温泉旅館をはじめ、日帰り温泉もたくさんあります。空気が澄むので富士山や盆地の夜景もひときわ美しく見られます。

【旬の味覚】
枯露柿カーテン

圧巻の枯露柿カーテン

・枯露柿……いわゆる干し柿。晩秋には軒下につるした柿が見られ、12月ごろから出回り始める初冬の風物詩。塩山松里地区(甲州市)が有名。
・いちご
……もっとも有名ないちご狩り地区は甲府市小曲(おまがり) 。1~5月中旬ごろ。

 

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