過去の実績のある投資信託をベースに
自分年金を作るために活用したい投資信託は?
頻繁に運用実績を確認できなければ、目新たらしいものではなく、過去の実績がある基本の投資信託を選ぶようにしましょう。
また積み立て時にかかる購入時手数料や保有時にかかる運用管理費用(信託報酬)などのコストにも注意が必要です。
毎月の積み立てのたびに購入時手数料がかかれば、それだけ運用に回せるお金が減ってしまいます。販売手数料ゼロの投資信託を多く扱っている証券会社を選ぶといいでしょう。ただし、購入時手数料ゼロの商品にこだわりすぎると、良い商品に出会えないこともあります。過度に購入時手数料ゼロにこだわる必要はないでしょう。
下にオススメの投資信託を、深野さんに選んでいただきました。銘柄選びの参考にしてください。
実物資産の純金積立で老後の楽しみを
老後の楽しみに、コツコツ積み立てをするのであれば、純金積立もオススメです。インフレ時でも価値がある実物資産は、資産分散の基本でもあります。毎月3000円程度から積み立てられ、ボーナス時など余裕があるときに増額したり、金価格が下がったときにスポットで追加購入もできます。毎月一定の金額を積み立てて、金価格が安い時には多く、高い時には少なく金を買い付けるため、価格変動のリスクを抑えることができるシステムです。今からはじめて定年退職のお祝いに、純金1kgバーを手にする、そんな夢も楽しそうです。監修/深野康彦(ファイナンシャル・プランナー) 取材・文/伊藤加奈子
イラスト/小松恵 パネルデザイン/引間良基