食卓にも飾れる羊毛フェルトの小さなつるし雛です。
羊毛フェルトのつるし雛
3月3日は「桃の節句(雛祭り)」ですね。女の子のいる家庭では子供の健やかな成長と幸せを祈り、雛人形を飾ってお祝いをされることでしょう。しかし最近は住宅事情により雛人形を飾らないご家庭が増えてきているそうです。しかし小さなお雛様ならテーブルの上にも置けるので、節句のお料理や桃の花と一緒に食卓に飾ってみてはいかがですか?今回紹介するお雛様とお内裏様はマトリョーシカのようなデザインなので、ぜひ男の子のママもインテリアとして飾ってみてくださいね。
カプセルトイの空カプセルでフェルトボールが作れます。
羊毛フェルトは通常フェルティングニードルという専用針で羊毛を何度も刺し、毛を絡ませ固めていくのですが、丸いフェルトボールならカプセルトイの空カプセルを使って簡単に作ることができます。ぜひお子さんと一緒に作ってみてください。しかしお雛様は専用の針を使うので必ず大人の方が作るようにしてください。
材料
羊毛フェルト:薄いピンク、薄緑、クリーム、水色、オレンジ、黒、赤、濃いピンク、台所用洗剤、カプセルトイの空カプセル、縫い針、縫い糸、吊るし台、羊毛フェルト専用針、大きめのスポンジ(羊毛を刺すための台)
*ワイヤースタンド、専用針、羊毛(薄いピンク、薄緑、クリーム色の3色セット)は100円ショップで購入しました。
フェルトボールの作り方
空のカプセルトイを使います。
1.まず空のカプセルトイの穴をテープでしっかりふさぎます。羊毛は少し手でほぐし約2cmほどの長さに切っておきます。羊毛は作りたいボールの大きさの2倍の量を用意してください。
カプセルに羊毛と洗剤を入れて振ります。
2.カプセルの中に羊毛と台所用洗剤〈1~2滴)と羊毛が浸るほどのお湯(40℃)を入れ、カプセルを閉じてハンドタオルで包んでから約2分間シャカシャカと上下左右に振り続けます。*お湯の温度が高すぎると上手く固まりませんのでご注意ください。
カプセルから羊毛を取り出します。
3.中の羊毛が丸く固まればカプセルから取り出し、両手の平で挟んで丸めながら流水をかけてすすぎます。
手の平で形を整えます。
4.羊毛をタオルの上で転がしながらしっかり水気を取ってくださ い。フェルトボールのくぼみが気になる方はその部分に少し羊毛を付け足し専用針で刺して埋めてください。
雛人形の作り方
人形の体を作ります。
1.フェルトボールの作り方3まで同じです。取り出した羊毛は丸ではなく少し楕円形になるように手で丸めます。
着物用の羊毛を巻きます。
2.羊毛を縦に持ち下半分に着物の色の羊毛を2~3重巻き付け、専用針で刺して止めます。上半分にはフードをかぶせるように一部分だけに羊毛をかぶせ針で刺して止めます。
顏と着物の模様を付けます。
3.髪と襟は羊毛を指でよって細長くした物を針で刺し、目と口と着物の模様は指先で挟んで丸め毛玉状にしたものを針で刺して止めます。
仕上げ
羊毛ボールと人形に糸を通します。
1.縫い針に糸を通し、人形の底から針を通して頭の上へ出し、頭に鈴をつけます。
2.フェルトボールに糸を通し、先端に大きな輪を作ってスタンドに吊り下げます。
ママ用の雛人形としてもおすすめです。
お内裏様とお雛様の着物の模様は京都御所内の「右近の橘、左近の桜」をイメージしました。フェルトボールの色はお好きな色でお作りください。最近は自分用に雛人形を購入される大人の女性も多いそうです。これからは私たち母親も雛祭りには自分のために小さな雛人形を飾るようにしましょう!
小さなつるし雛
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