Windows8の良い点
スタート画面がいままでのOSと違い、スマートフォンやタブレットのような「直感的」な表示になったところが良い点だと思います。パソコン初心者で、スマホなどを使い慣れている方には、きっととっつきやすいでしょうから。WindowsXPやNT、98など、それ以前のOSのように、スタートボタンを押して、プログラムから呼び出して、といった操作を覚える必要もなく、まさにスマホでそうするように、もっとくだけて言えば、本屋さんの検索機械や銀行のATMを使う要領で、画面にわかりやすい名前で表示されているアイコンに直接ふれれば、したい操作をできるのですから、日本語が読めさえすれば、子供からお年寄りまで、誰でもつかえるインターフェースになったと言えるのではないでしょうか。
また、iPhoneユーザーならおなじみのiTunesのように、初期画面からアイコンが表示されているWindowsストアからアプリケーションを簡単に追加できるのも魅力的です。もちろんiTunesと同じく無料のアプリも多いそうですから、ゲームや便利な検索ソフトを増やす楽しみがあります。
写真はイメージです
Windows8の悪い点
ただ逆にいえば、いままでのOSを連綿と使い続けていたユーザーにとっては、新しいスタート画面にとまどいを覚える方もおられると思います。わたしもその一人でした。その救済措置としてか、旧来の画面を選択できるようになっており、それなら別に新しい画面を使う意味はないじゃないか、という意見も出てくると思います。さらに言えば、タッチパネルは汚れれば誤作動が多くなり、指先のずれや洋服の袖が触れるなどして別の操作が選択され、思わず舌打ちしたくなってしまったことは、誰でもおありではないでしょうか。
今までパソコンの画面上には、掃除の時にやわらかい布でしか触れないようにしていたユーザーにすれば、そこに触れることすら、最初はためらわれるかもしれません。
パソコン売り場をひと通り回って確認してみましたが、2013年1月現在、画面にふれて操作できるタッチパネル対応の機種は、まだまだ少数派であり、本当にその操作性を楽しめるようになるのは、まだまだ先の話になるのだろうという点もマイナスに思えました。