iPhoneアプリのプログラミング/iPhoneアプリ開発の基本

Xcodeの基本的な使い方

Xcodeの基本的な使い方について画面構成をもとに解説をしていきます。

長尾 俊

執筆者:長尾 俊

iPhoneアプリのプログラミングガイド

Xcodeを初めて使い始めたときは、項目がたくさんあってどこから手をつけたらいいのか分からなくなってしまうと思います。画面構成をもとに、押さえておきたい基本的な使い方を解説していきます。


基本的な画面構成

Xcodeの基本的な画面構成について説明していきます。Xcodeは以下のような画面で作られています。
gaiyou

Xcode全体の概要

■選択画面
ファイルやエラーなどのリストが表示されている画面です。上のメニューボタンで機能を切り替えることができ、初めに覚えておくべきは以下の通りです。
nav_menu

選択画面のメニュー


・ファイル選択
プロジェクトのファイル構造を一覧して見ることができます。ここからファイルを選択して編集していきます。

・エラーリスト
プログラミングの構文やプロジェクトの設定が間違っているときにエラーのリストが表示されます。黄色の!マークはWarningと言って、存在してもプログラムの実行はできますが、赤色の!マークはErrorと言って、存在していたらプログラムの実行ができません。エラー文を押すと詳細が出てくるので変更をしてエラーを消しましょう。


■編集画面
アプリ作成で最も使う場所です。主にプログラミング、デザイン作り、プロジェクトの設定で使います。
coding

編集画面の例


■デバッグ画面
プログラムは間違った箇所・エラーがあると動きません。プログラムのエラーを取り除いていくことを「デバッグ」と呼びます。この画面ではテストの際、シミュレータを動かしたときに状態を表示してくれます。シミュレータの画面を見ているだけでは分からない、内部の情報を見ることができ、エラーが生じた際にはエラー内容を表示するので、この情報を元にデバッグを行っていきます。そのため、テストのときは重宝される機能です。
debug

デバッグ画面の例

■プロパティ画面
property

プロパティ画面の例

現在選択しているファイルの情報を表示します。主に、ストーリーボードでデザインを作っているときに、パーツの情報などを表示することで使います。パーツのサイズや色、配置などの情報を変更することができるので、編集画面と合わせて使うことで、より正確な設定を行うことが可能です。

次ページからはアプリ制作の順序に沿って解説していきます。

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