サイコの要素を取り入れたサスペンスドラマ『魔王』。ラストまで目が離せない
宿命的な対決をすることになったカン・オス(オム・テウン)とオ・スンハ(チュ・ジフン)。過去に起きた出来事がふたりを刑事と復讐犯へと導いていく、運命ではなく必然的な出会い。事件が起こるたびに犯人は何となく分かりながらも、どうしてこういう展開になるのだろうと常に考えさせられるドラマです。このドラマは日本でも生田斗真と嵐の大野智を主役としてリメイクされたドラマで話題にもなりました。リメイク版もそれなりにおもしろかったのですが、韓国版はとにかくオム・テウンとチュ・ジフンの演技対決のようにもなっていて、おもしろさはさらに高いと思います。
自分の周りで次々と起こる事件、そして仲間を失っていく辛さ、追いつめられるオスと、クールに何も感じさせないという冷たさをひしひしと漂わせるスンハ。人はここまで冷酷になれるのかと思わせられます。
さらにサイコメトラーの能力を持つヘイン役は、これまた演技に定評のあるシン・ミナが演じているので3人の演技対決のようなものも魅力になっていますね。
また、ふたりを取り巻くさまざまな人たちとの出会いや駆け引きもおもしろさを増すポイントのひとつになっています。
オスとスンハ、どちらの立場に立って観るかでこのドラマのおもしろさはまた違ってきます。サイコの要素を取り入れたサスペンスドラマ。ラストまで目が離せません。
※魔王にちょっと触れたいならこちら
■『魔王』
・日本HP:http://www.so-net.ne.jp/adtv/DevilEmpress/
・韓国公式HP:http://www.kbs.co.kr/drama/devil/index.html