見る人それぞれラストのとらえ方が違ってくる『一枝梅(イルジメ)』
実際の史劇人物というよりは物語から飛び出してきた感じのままに見れるドラマです。このドラマで主役のイ・ジュンギはかなりの人気者になりました。端正な顔立ちには合わない鍛えられた体や、しなやかな身のこなし方が女性陣を魅了したのでしょう。このドラマは王の弟である父が暗殺されることによってそれ以降の主人公イルジメ(ナ・ヨン/イ・ギョム)の運命が大きく変わるところからスタートします。
ある晩、異変に気付いた父がとっさにギョムを戸棚に隠したことで、彼は生き延びることができます。しかしながら、父の暗殺を目の当たりにすることで、それまでの記憶がなくなってしまいます。
その後ギョムは、セドルという人物に拾われてヨンとして育てられますが、とある出来事から自身の境遇や実父のことを思い出し父の無念を晴らすべく復讐を決意して、コンガルという師の元で人を殺さない「活人剣」という技を取得します。
以上、大まかなあらすじではありますが、このドラマは、人それぞれラストのとらえ方が違ってくるでしょう。寂しい結末なのか、それとも心温まる結末なのかは、見る人によって大きく変わります。実際にわたしの周りで見た人たちも感想を聞くと全然違う答えが返ってきました。
ファンタジーの要素もたくさん含まれています。特に「梅の花」が散る瞬間はとても美しいんです。夜の暗闇に舞うたくさんの梅の花。梅の花がこんな風にキレイに見えるということはあまり感じたことがありませんでした。
見るときには話の内容もですが、そういった描写を中心的に見ると面白いですよ!
歴史ドラマではありながら、時代の流れなど難しい部分はほとんどないので、初めて歴史のドラマを見る人たちでも現代ドラマと同じ感覚で見ることができる作品だと思います。
※またイルジメは、他にもドラマや映画の作品がありますので、そちらも見てみるといいかもしれません。
■『一枝梅(イルジメ)』
・日本公式HP:http://www.iljime.com/
・韓国公式HP:http://tv.sbs.co.kr/iljimae/index.html