伝説的なブルース歌手 ロバート・ジョンソン
エリック・クラプトンやキース・リチャーズも口を揃えて認めているカントリー系ブルース・ギタリストといえば、必ずロバート・ジョンソンの名を上げます。まだエレクトリックなどのない1930年代に活躍した人物です。明確な資料や音源は限られてきます。更に謎に満ちた生涯を送ったことが、一層魅力を惹き出してくれています。
当初は然程腕前が立つほどでもなかったロバートは、ある日突然卓越したテクニックを聴衆の目前で披露したようです。まるでもう一人ギタリストが重ねて弾いてるのではないかと錯覚するくらいなものだったそうです。
その急転直下な出来事から、とある十字路で悪魔に自分の寿命と引き換えにギターテクニックを与えられたのではないかという噂が広まりました。全米をギター一本抱えて渡り歩くというライフ・スタイルも、いっそう輪をかけて面白みを含ませたのかもしれません。悪魔に身を売った「クロスロード伝説」は、今でも多くのフォロワーを誕生させています。
27歳で毒殺され、生涯にわずか29曲しか録音していない不出世なギタリストの代表格です。
■アーティスト名
Robert Johnson
■代表曲
「Sweet Home Chicago」
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