資産運用に勝つための情報は電車の中吊りで十分
特別なことをしなくても日々入ってくる情報で十分勝てる
「どんな情報源を参照しているのですか?」
しかし、私の答えは、決まって質問者を落胆させます。
「普段はMSNなどのトップニュースやFX会社が提供しているニュースを見ているだけですよ。あ、たまにロイターも見ています。」
私にとっては、投資で勝つには、経済金融新聞や専門誌はもちろん、マネー雑誌も、一切必要ありません。もちろん、いずれの媒体も読んでみるととてもおもしろく、自分の力では知りえない情報が満載なので、ためになることは間違いありません。しかし、ためになる情報と、投資で勝てる情報とは異なります。
投資で勝てる情報とは、何もしなくても入ってくるものです。要するに、「みんながパニックになっているなあ」と感じたときが、買い時だということです。ということは、普通にテレビを見て、ネットを見て、電車の中吊り広告を見て、という過ごし方で十分なのです。
すると、
「ドル円、○○ヶ月ぶりに暴落」
「急激な円高に、日銀総裁がコメント」
「日経平均、バブル後最大の下げ幅に」
「ユーロ、年初来最安値更新」
みたいなコピーが踊りますから、ここでチャートを見てみる。すると、だいたい大きく下げて、オーバーシュート(一時的な行き過ぎ)気味になっているものです。
そこで悠然と買いに入ればいいのです。もちろん、さらに下がるかもしれませんが、下がったらナンピンして買い増ししていくだけです。また下がったらナンピン、さらに下がったらナンピン。
そのあとは、数日に一回程度相場をチェックして、利益確定のポイントを狙います。それも簡単で、ニュースで「円安進行」とか、「日経平均が○○円を突破」などの報道がなされたときが確定決済のサインです。