部屋探し・家賃/賃貸物件の情報収集術

3月までに引越したい人必見。即入居可賃貸の注意点(3ページ目)

「すぐにでも入居したい」。突然の転勤や、以前の住まいの状況などで、入居を急ぐケースもあります。そんなとき「即入居可物件」は、お部屋探しの条件となります。さて、では、なぜその物件は、即入居可なのか、気をつけるべきポイントを整理します。

上野 典行

執筆者:上野 典行

賃貸・部屋探しガイド


「即入居可」が「即生活可能」とは限らない

最後に、「即入居可」ということと、「即生活可能」ということは異なります。

たとえば、「入居はすぐできるけど、電気と水道は、自分で電力会社や水道局に問い合わせてね」とか「カーテンは備え付けではないので、自分で発注してください」というケースもあります。実際、私が転居したときにも、即入居物件でしたが、カーテンが特注の長さだったので、カーテンなしで2~3日暮らした、ということがありました。男性ですから、まあ、気にしませんでしたが、そのあたりをみなさんは、ぜひ、確認するといいでしょう。電気・ガス・水道が使えないと、冷暖房やトイレなど、いきなり生活に支障がでることもあります。

「即入居可」といっても、「入居審査や契約が終わってから」ということもあります。初期費用の入金確認や必要書類がそろってから、ということは当然ありえますので、ホテル感覚で当日から住むつもりの方は、不動産会社に最初に説明をしてください。管理会社であれば、オーナーとの連絡などもスムーズなケースもありえますが、仲介会社の場合は、自社で管理していない為、何日か時間を要することもあります。

こうしたことを理解して活用すれば、即入居可物件は悪い話ではありません。新築・未入居物件などでも即入居可の物件はあります。また、たまたま最近退去が出た人気物件、ということもありえます。長期空室物件だからこそ、割安というケースもあるでしょう。自分の目と耳で確認をして、よい物件探しをしてみてください。

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