普通預金金利は、20年間ずっと1%以下
日本銀行の統計データから、普通預金の金利をピックアップしてまとめたのが下の表です。20年前の1994年にはすでに1%以下に下がっていて0.25%。ちなみにその頃、定期預金については、預入期間や預入金額によっては1%前後~2%前後を維持していましたが、その後、急激に普通預金、定期預金ともに金利は低下しました。普通預金の金利は、2000年代の始めは今よりも低い時期もありました。わかりやすいようにグラフにしたのが以下です。2010年から今年までは0.02%で落ち着いています。
1990年代初頭からの日本経済を表す言葉として「失われた20年」がよく使われますが、1%以下の金利は、まさに象徴していますね。景気に刺激を与えるためのゼロ金利政策が行われてきた結果です。この流れはしばらく続きそうですから、当面、金利は低いままの可能性が高いようです。