認可保育園の申し込みは市区町村で行う
認可保育園の保育料は3歳になると安くなる
認可保育園への入園手続きは、市区町村で行います。新年度が始まる4月入園のための入園申し込みスケジュールは、12月頃までに市区町村の窓口に書類を提出して、2月末頃に入園の可否の連絡が来るのが一般的です。父母の働き方や家庭環境、経済状況等により、保育の優先度の高い家庭から入園を受け付ける仕組みになっています。
保育料や入園の審査基準については、市区町村のHPや窓口で、早めに確認しておくといいでしょう。一般的には、母子家庭や父子家庭、育休取得中で職場復帰が決まっている会社員、公務員の優先度は高くなりますが、求職中や開業準備中の人はいま働いているという証明ができないため、優先度が低いと診断されます。
認可保育園の保育料は子どもの年齢と所得で決まる
認可保育園の保育料は、子どもの年齢と所得状況により個別に保育料が決定されます。市区町村ごとに保育料は異なりますが、全体的には0-2歳の保育料が高めに設定されていて、3歳以降になると安くなる傾向があります。子どもが小さいほど一人の保育士が担当できる子どもの人数が限られるため、保育に手がかかるからです。世帯年収が高い共働き家庭では、育児休業明けの0-1歳の保育料が月額5-7万円と高額になる傾向があります。あまりの保育料の高さに、保育園に預けて働き続けることに空しさを感じることもありますが、ここは一時の辛抱です。子どもが成長するほどに保育料は安くなり、3歳以降になると所得の高い家庭でも2万円台まで保育料が下がります。
親子にやさしい認可外保育園もある
充実した保育を行う認可外保育園もある
認可外保育園では、保育料も各園が独自に決めています。私立の認可外保育園は保育料が高いというイメージがありますが、0-1歳児の共働き家庭に限ってみると認証保育園とそれほど大きな差は出ません。また、週に3日だけ利用したい家庭などは、利用時間に応じて保育料が決められる認可外保育園の方が安くなることもあります。
認可外保育園の利用者に助成を行う自治体もある
待機児童の多い保育の激戦区で入園できるか心配なときには、認可外保育園に一度入園してから、認可保育園に転園の申し込みをしてもいいでしょう。東京都の基準を定めた認証保育園は、民間が東京都の基準に基づいて運営しています。こちらも国の認可外の民間保育園であることは変わらないため、保育料は各保育園が自由に設定し、入園の申し込みも保育料の支払いも保育園と保護者が直接行います。
認可外保育園の利用世帯に、保育料の助成を行っている自治体もあります。市区町村のホームページで子育て助成制度を確認してみましょう。