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エスプレッソマシーンの使い方をバリスタに教わった(3ページ目)

作り方のコツを知るだけで、本当に美味しいエスプレッソが自宅で簡単に味わえるエスプレッソマシーン。逆に、それらを知らないだけで、せっかく買ったエスプレッソマシーンの魅力が半減してしまいます。ここではデロンギ・ジャパンのバリスタ講師指導のもと、エスプレッソの美味しい作り方を教わって、実際に作ってみました。

滝田 勝紀

執筆者:滝田 勝紀

家電ガイド

カプチーノを作るためにミルク

さらに応用編として、カプチーノを作ります。カプチーノを作るには当然ですがミルクが必要です。スチームでミルクを泡立てたら、ラテアートにも挑戦です。
 

ミルクをミルクジャグ内で泡立て

70℃以上となってしまうとタンパク質が壊れてしまうからNG

70℃以上となってしまうとタンパク質が壊れてしまうからNG

エスプレッソに注ぐためのミルクを作ります。市販の牛乳をミルクジャグに150ml注ぎます。そこにステンレス製のスチームノズルを1cmくらい沈めながら、ミルクを泡立てます。この泡立てもかなりコツが必要。空気を送り込むことでだんだんと膨らんできて、1.5倍くらいまで増えます。ただ、この時、量とともにミルクの温度も重要になってきます。ミルクはスチームすることでだんだんと温かくなりますが、この温度は60℃~65℃ぐらいが適温です。ミルクジャグの側面が手で触れないくらいの熱さを目安にします。

 

ミルク表面の泡をつぶします

テーブルなどでやる場合、傷をつけないように注意

テーブルなどでやる場合、傷をつけないように注意

ミルクがいい感じに仕上がったら、今度は表面の泡をつぶしていきます。この時、テーブルの上などでミルクジャグの底を軽くトントンと叩いて大きな気泡をつぶし、続いてミルクを回してなじませて、表面の泡をどんどん無くしていきます。ミルクが艶やかに光るぐらいまでこの行為を2~3回くらい繰り返します。ここでなじむかどうかで、上手にラテアートなどまでできるかどうかが決まってしまいます。

 

エスプレッソにミルクを注ぐ

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エスプレッソを基本通りのやり方で作ります。その時に使用するカップは、エスプレッソ用の小さなカップではなく、底が丸いコーヒーカップで、180ml入るサイズのものを用意しましょう。クレマがしっかりと張った30mlのエスプレッソに、150mlのミルクを注ぎます。この時、直接エスプレッソの真ん中に、手元から10cmくらい高いところから注ぎ、徐々にミルクジャグを近づけていきます。
 
バリスタの先生はこういったラテアートを簡単に描いてしまう

バリスタの先生はこういったラテアートを簡単に描いてしまう

そうすることで、クレマを壊すことなく、徐々にミルクが広がって行き、表面がどんどんミルクの白でキャンバスチックになっていきます。この時、かなり練習が必要ですが、たとえばハートの形やクマの輪郭などを描いて、さらに文字を描いたり、顔を描いたりすれば、ラテアートの出来上がりです。
 

何度も練習しながら上達しましょう

なかなかバリスタの先生のようにはいかない…

なかなかバリスタの先生のようにはいかない…

このようにバリスタの方に指導を受けて、エスプレッソやカプチーノを作りましたが、実際に自分でやってみると、なかなか上手くいかないのも事実。エスプレッソもクレマが上手く出せなかったり、ミルクも適温適量で作ることができなかったり、エスプレッソと混ぜてみたら、そのまま混ざり合ってしまって、単なるコーヒー牛乳みたいになってしまったり……。だから、まずはエスプレッソマシーンを購入したら、徐々に美味しいエスプレッソやカプチーノが飲めるように、楽しみながら練習してみることをオススメします。

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