福音館「かがくのほん」シリーズ
さし絵も文も、美しくさと正確さを大切にしているというだけあって、見るだけでも楽しめる本です。自然ってこんなに美しかったっけ!と驚くこと請け合い。図鑑にはならないかも知れませんが、月刊誌「ちいさなかがくのとも」「かがくのとも」なんかも、図鑑が好きなお子さんにはもってこいの配本シリーズではないかと思います。ひかりのくに「体験を広げるこどものずかん」
名前だけじゃなく、もうちょっと詳しく知りたいんだ、という探究心旺盛な子どもさんには、絵や写真とともに解説もくわしい、ひかりのくにの図鑑が面白いのでは。学研「プチサイエンス しぜんのえほん」シリーズ
まだ字が読めないお子さんでも、とっつきやすい本です。一冊につき一つという、詳しい説明つき。自然から生活へとつながっていく流れのなかで、親子一緒に体験しながら学べる入門書ともなっています。農文協『かこさとし あそびの大宇宙』
このシリーズは、図鑑ではありません。けれど、自然から生まれた遊びを通して、古今東西の知識がワクワクしながら学べるという点では図鑑に匹敵する魅力にあふれています。何より、今後、小学校、中学校と、大人になるにつれ、自分で好奇心を広げていく際の土台作りにもなるかと思われます。名前や生態といった知識だけにとどまらない、憧れや、空想といったものが、子どもの視点から力強くうたわれています。
知識を得る前だからこそ、よりかきたてられる無限の想像力、創造力。お話好き、遊び好きの子どもさんには、もってこいのシリーズかと。