早い段階でメーカーのサポートセンター、
またはPC購入店の保証サービスの窓口に問い合わせよう
写真はイメージです
一般的にノートPCを落としてしまった場合、全く何事もない方がまれでハードウェアのどこかが、たとえすぐにではなくても、故障の兆候・不具合が表れることを覚悟しておいた方がよいと思います。
落下で故障が考えられるのは、例えば次のような箇所です。
・ハードディスクのプラッタの損傷、電源部、ハンダのクラック、マザボ内の実装部品の不具合、配線の接触不良、メモリのゆるみ、電源回路・液晶パネル制御基板の不良、電源コネクタ、ディスプレイやそのバックライト・インバーター端子などの破損・ゆるみ、などなど。
液晶画面の破損のように目視で確認できる場合は、修理に出す決断がつきやすいのですが、OSがいちおう普通に起動する場合は、まず大切なデータを外付HDDやオンラインストレージにバックアップするのが大事かと思います。
メーカー製のPCなら、まず私の場合は、付属のハードウェア診断ツールでテストしてみるとは思います。しかしハードディスクに関しては問題が生じている場合、ディスク診断系のソフトを走らせると、それが引き金となって壊れてしまうこともあり判断が難しいところです。
ハードウェア診断系のツールはあくまで、普段あるいは少し調子が悪い時にデバイスの状態を検査するためのもので、修理はできませんし、検査できる箇所や程度にも限界があるので過度の期待は禁物です。
またハードウェアの故障は一般的に全く知識のない方には、問題箇所の特定・修理・部品交換は大変難しいです。
そのためメーカー製PCユーザーならば、早い段階でメーカーのサポートセンター、またはPC購入店の保証サービスの窓口に問い合わせて、PCの状態を細かく伝えて指示を仰ぐのがよいのではないかと思います。
そして検査や修理を依頼するならば、保証期間内ならば無償修理できるか、期間外であれば料金の見積もり、日数などを確認し復旧までの流れを考えておきます。
近くに定評・実績のある修理業者のお店があれば、そちらに持ち込んでみる手もあります。見積もり、修理料金などがメーカーの提示額よりも安い場合もありますし、良心的なお店では解決までの選択肢(例えば、修理するよりも買い換えた方が安くなる場合など)を分かりやすく提示してもらえます。