景気が悪い状態が続き、支出が増える時代に突入
ただでさえカツカツなのに、支出が増えるのはつらいですね。手元に入るお金が減ることもつらい。でも受け入れなくてはいけない現状であれば、うまくやる方法を見つけるしかないのです。
大手電機メーカーの赤字の話やリストラの話も、景気の悪さを印象付ける一因となっています。
このような状況の中、生活でいっぱいいっぱい、という方も多く、貯金しなさいというと「どこからそんなお金ができるんだ!」とおしかりを受けることもあります。
でも、私たちはこのような時代でも生きていかねばなりません。改善を求めることは大切ですが、一方で改善されない環境の中でも一生懸命生きていく方法を見つけなくてはいけないのです。そして、やはり万が一の状況を考えて、少しずつでも貯金していく必要もあるのです。
景気の悪い生活でどう貯金をしていくのか
私の90日貯金プログラムを多くの方が書籍などのみを参考に取り組まれるようになると、「消費、浪費、投資」に分けているけどお金が貯まらない、赤字が増えた、とおっしゃる方も出てきました。実際に私のもとで貯金プログラムを始めると、比較的ゆとりのある収入の方であれば、少しの改善ですぐにお金を余すことのできる家計に修正していくことが可能です。ですが、ぎりぎりの収入で私とともにプログラムに取り組む方は、すぐに効果を出していくことが難しいのが現実です。でも、すぐに環境を変えられる要因がなければ、その中で何とか貯金できる家計を作り上げなくてはいけません。では、まずどうするのか…。まずは、支出の中身を徹底的に掘り返します。消費は本当に消費だけなのか、投資は本当にすべて投資だったのか。
最近よくある消費項目で、いつもは使わないものを安売りで買ったけど、結局は使用したから消費です、というものがあります。でも、それは本当に必要なものだったのでしょうか?いつもは使わないけれど、安売りで買ったから使った、というだけの場合もあるから、疑問に思うのです。
投資についても、投資と思っていることが、話していくうちに単なる楽しみであったり、何となくであったり、本当に自分に還元されるものではない場合があります。まずはこのあたりが切り詰められるポイントとして検討していきます。
振り返ってみると、実はそんなに生活に重要ではなかったり、自分にも役立っていなかったりする支出が隠れていたりします。貯金プログラムでうまくいかなかったという人は、この振り返りが甘いという可能性があります。