レストラン“Casa Grugno (カーザ・グルーニョ)”

今まで、経験したことのない異様な空間でした。大げさな分厚いカーテンで囲まれた空間の迫力に圧倒されてしまいます。それは突然、バーチャルな空間に飛び込んだようです。
「Casa Grugnoundefined(カーザ・グルーニョ)」

レストラン「Casa Grugno (カーザ・グルーニョ)」


 
元貴族のお屋敷というレストラン

元貴族のお屋敷というレストラン

イタリアのシチリア島の観光地タオルミーナにある「Casa Grugno (カーザ・グルーニョ)」は、タオルミーナでミシュランの星を持つ唯一のレストランです。中世の町並みが残る旧市街地のメインCorso Umberto通りから少し入ったところに、1500年代の建物の中にあります。この建物は、もともとは15世紀にタオルミーナに住んでいたカタロニアの家族 "Grugno"が所有する宮殿といわれています。

 





漆喰で作られたドレープ

漆喰で作られたドレープ

レストラン「Casa Grugno (カーザ・グルーニョ)」のこの空間は、中世の王室の雰囲気を漆喰でシミュレーションしたようです。漆喰のドレープの間はミラーになっていて、ミラーに映り込むドレープが重なり、ほんとに不思議な空間になっています。日本人の私には、落ち着かない異様な空間ですが、西洋の歴史を背負う人々にとっては、きっと中世の王宮にトリップする遊び心いっぱいのインテリアなのでしょう。





"Grugno"家の紋章が印象的な空間

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"Grugno"家の紋章が印象的な空間

ガラスに装飾された "Grugno"家の紋章が印象的な空間です。食事をした空間は、アーチに囲まれた異空間の手前の前室でした。そこは、淡い漆喰の壁にゴツゴツとした石が張られ、タオルミーナの遺跡を感じさせる空間になっていました。ミシュランの星を持つVIP御用達レストランとあって、気軽に漆喰のドレープを身近でみることはできませんでした。



メインの魚料理の付け合わせ

メインの魚料理の付け合わせ

おもしろいのが料理、イタリアンにしてはシンプルですごくモダン。ごっつい重いインテリアとはかけ離れた繊細な料理が続きました。驚きの空間で思いがけないモダンな創作料理に出会う。伝統的料理を見直し、地中海料理の新しいコンセプトに基づいたシチリアの料理と、中世の王室の雰囲気をだしたバーチャルな空間のコラボレーションは、とっても斬新で印象深いものでした。


<DATA>
Casa Grugno カーザ・グルーニョ
Address:Via S. Maria dei Greci- 98039 Taormina
Tel:+39 0942 21208   Fax: +39 0942 625656
E-mail: info@casagrugno.it http://www.casagrugno.it/
場所:タオルミーナ中心部、Piazza Duomo近く






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