3年以上のスーパー定期は複利を選ぼう

定期預金複利

定期預金は複利運用で

都市銀行や地方銀行の定期預金は、「スーパー定期」の愛称で呼ばれています。スーパー定期の利子の付き方には単利と複利があります。単利か複利かを自分で選べるのは、預入期間が3年以上のスーパー定期。複利の方が効率よくお金が増えるので、複利を選ぶのがおすすめです。3年未満のスーパー定期は残念ながら単利しかありません。

単利と複利、それぞれ、利子はどのようにつくのでしょうか?

単利の場合、利子は元本とは別々に扱われます。預入期間が2年未満のスーパー定期なら、満期時に利子と元本を受け取って終了です。2年以上の場合は、途中で利子の一部を受け取ることができます。一定期間ごとに(通常1年)、利子の一部を受け取りながら、満期が来たら残りの利子と元本を受け取って終了です。

これに対して複利は、利子が一定期間ごとに元本に組み入れられるため、満期時まで利子を受け取ることはできません。その代り、利子にも利子がついて、同じ金利なら単利よりも利子が増えます。スーパー定期は半年複利なので、半年ごとに半年分(1年を365日とする日割り計算で6か月分)の利子を元本に組み入れ、次の半年はこれを元本として利子を計算し、満期まで繰り返します。同じ金利なら、預入期間が長くなるほど複利の方が利子が増えておトク。満期時にそれまでついた利子を一括して元本とともに受け取ります。

元利自動継続で複利運用にする方法もあり

3年未満のスーパー定期は、商品そのものの仕組みとしては複利運用にはなりませんが、自動継続にすることで複利運用と同じ効果があります。

例えば預入期間6カ月のスーパー定期を元利自動継続にする方法です。満期時に、もう一度、同じ期間のスーパー定期に自動的に預け入れるのが自動継続。その際、元本のみの自動継続と、元本と利子を合わせて自動継続する元利自動継続がありますから、元利自動継続を選べば、利子も含めたものを次の元本としてスーパー定期が作成され、結果的に半年ごとの複利運用になります。3年以上のスーパー定期の複利運用と違うところは、自動継続の場合、金利は自動継続時点のものが適用されることです。金利が上がっていれば上がった金利で、下がっていれば下がった金利で、自動継続のスーパー定期が作成されます。これに対し3年以上のスーパー定期は預入時点の金利が満期まで適用されます。急激に金利が上がっていくような時期なら、3年未満の定期預金を自動継続にするのもよいかもしれません。

いずれにしても、せっかく付いた利子ですから、有効に活用したいもの。同じ金額を預けたときの単利と複利による利子の差額は、金利が高くなるほど、預入期間が長くなるほど大きくなります。


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