山梨のエリア紹介
(1)峡中エリア/甲府・昇仙峡・南アルプス
昇仙峡。この大自然も甲府市内
前ページの地図で真ん中あたりにある緑のエリア。県庁所在地の甲府もあり、このあたりを起点にすれば、県内のほとんどの場所へ車で1時間以内に行ける、まさに山梨の中心地。日本一の渓谷美とも謳われる「御岳昇仙峡」のほか、戦国時代の名将、武田信玄公を祀った「武田神社」など武田氏ゆかりの史跡も多数。信玄公の隠し湯としては、皇室の御定宿もある「湯村温泉郷」や「積翠寺温泉」などが有名。また、2011年に第5回B-1グランプリに輝いた「甲府鳥もつ煮」もこのエリアの名物料理です。
(2)峡東エリア/石和・勝沼・西沢渓谷
山梨を代表するブドウ品種「甲州」の収穫は9月下旬~
甲府の東に位置する前ページの地図の赤色の部分。フルーツ王国、ワイン王国としての山梨を代表するエリアです。夏から秋のシーズンには、生産量日本一を誇るモモやブドウなどのフルーツ狩りが楽しめるほか、日本ワインの中心地である勝沼ではワイナリー巡りも人気。山梨県内にはおよそ80のワイナリーがあり、その半分近くが勝沼に集合。辺り一面に広がるぶどう畑の景観も見事です。お隣の石和温泉郷はツアーなどでも定番の宿泊エリア。夏には鵜飼の実演があり、毎晩10分間の「石和温泉連夜花火」もおこなわれます。秩父多摩甲斐国立公園内に位置する西沢渓谷は滝の織り成す風景が圧巻で、とくに初夏から秋にかけてのハイキングがおすすめです。
(3)峡北エリア/清里・小淵沢・韮崎
映画『いま、会いに行きます』のロケ地でもある明野のひまわり畑
県の北西部に位置する前ページの地図の黄色の部分。八ヶ岳南麓に広がるこのエリアは自然に溢れ、避暑地としても知られる高原リゾート。牧場が多くソフトクリームがおいしい「清泉寮」のある清里、「八ヶ岳アウトレット」や「星野リゾート リゾナーレ 八ヶ岳」が人気の小淵沢などがあります。最近はオーガニック野菜作りなども盛んで、土地の食材を使った料理を出すカフェやレストランも増加中。八ヶ岳や甲斐駒ケ岳など日本百名山を有し、夏はハイキング、冬はスキーなど楽しめるアウトドアスポーツもいろいろ。尾白川の名水で知られる白州には、「サントリー白州蒸溜所/天然水白州工場」があり、工場見学も可能。日照時間日本一を誇る北杜市明野には、映画の撮影地になったひまわり畑があります。
(4)峡南エリア/富士川・身延
しだれ桜も見事な身延山久遠寺
山梨県の南部に位置し、前ページの地図の紫の部分。観光スポットとしては、日蓮宗の総本山である「身延山久遠寺」や信玄隠し湯の代表格である「下部温泉郷」が有名。かつて甲斐の国が栄えたのは、豊富な金山のおかげですが、その歴史を紹介する「甲斐黄金村 湯之奥金山博物館」があり、砂金採り体験もできます。和紙や硯などの伝統工芸、さらに花火の産地としても知られ、毎年8月に市川三郷町で開催される花火大会「神明の花火」では2尺玉を含む2万発が夜空を飾ります。また、富士川町はダイヤモンド富士の観測地としても知られ、特産のゆずを使った商品はお土産にもぴったりです。
(5)東部・富士五湖エリア/富士山周辺・大月・都留
「河口湖オルゴールの森美術館」から見た富士山
前ページの地図の水色の部分で、郡内とも呼ばれるエリア。そろそろ世界遺産にも登録されそうな富士山が間近にのぞめる富士五胡周辺は全国有数のリゾート地。富士登山の玄関口でもあり、かつて富士山噴火を鎮めるために建立された「河口浅間神社」などパワースポットも多数。遊びどころも多く、河口湖近くには絶叫系アトラクションが充実している「富士急ハイランド」があり、山中湖には水陸両用バス「KABA」が走っています。県東部にあたる大月・都留は、キャンプ場も多く、自然豊か。日本三奇橋に数えられる「猿橋」や「山梨県立リニア見学センター」などユニークな見どころもあります。