社会人になったらまず、終身医療保障を準備して
保険の加入・見直しも、お金の管理のひとつです
保険は、社会人になった、あるいは結婚のタイミングで、病気・ケガで入院した際の医療費の自己負担をカバーする医療保障をまずは準備しましょう。若くても、入院する可能性はゼロではないからです。
保険の種類としては、医療保障に特化した医療保険が適しています。保障期間のタイプは、一生涯の保障がある終身型が安心でしょう。保障額は入院日額5000円から1万円を準備します。
この医療保障をベースにして、自営・自由業に転職した、住宅を購入したというライフスタイルの変化があったら見直しをします。
■転機1:社会人になった
医療保険5000円~1万円を確保
ライフスタイルが変化した時には死亡保障額を見直して
医療保障に対して死亡保障は、家族が生活に困らないようにするための保障なので、家族ができたら必要になります。結婚したら、夫・妻ともに、相手にお葬式代で迷惑をかけない程度の死亡保障を準備しましょう。その後、子どもが誕生したら養育費と教育費のための保障の増額が必要になります。そして、住宅を購入したら団体信用生命保険に入るのが一般的なので保障額は減額、自営・自由業に転職したら社会保障が薄くなる分を増額します。
このように、必要な保障額は、夫・妻の職業、子どもの有無、住まいの状況(賃貸か持家か)で異なります。つまり、ライフスタイルの変わり目には、死亡保障額を見直す必要があるということ。
結婚した人、子どもが生まれた人などの確保すべき保険のポイントは、次のページ以降で紹介します。
>>ライフスタイルの変化によって異なる保障内容。結婚や子どもの誕生時にオススメな保険とは?
取材・文/小川千尋(ファイナンシャル・プランナー)