乾杯のシーンは盛り上がりの雰囲気を入れて撮ろう
忘年会は、乾杯の発声から始まります。これから楽しもうとわくわくしている人たちの雰囲気もあり杯を合わせるアクションもあり撮影するにはもってこいのシーンです。撮影するベストタイミングはなんといってもジョッキやグラスを合わせて「かんぱーいっ!」と発声している瞬間。ただ瞬間にシャッターを切ればいいというものでもなく、いくつかポイントがあります。
まずひとつ目は画面に入っているひとたちがフレームに入っているかを確認すること。誰かの影になっているとせっかくその場にいても写らないというひとが出てしまいます。重なるようであればカメラ位置を上下に動かして調整します。撮影前にフレームの位置をよく確認することが大事。
そして二つ目は、シャッターを切るタイミング。元気よく発声しているところでシャッターを押します。発声し終えたら一声かけてカメラ目線での一枚も撮っておくのもいい方法。このあたりはカメラマンの器量にかかっています。
暗い場所では、フラッシュを使って撮影するのも方法ですが個室以外では他のお客さんがいる場合は迷惑になることがあるのでフラッシュなしで撮るのがいいでしょう。そのときには手ぶれ補正機能をONに設定するとかカメラをどこかに固定して撮るなど手ぶれ対策も忘れずにしておきたいところ。
またカメラを持つひとも一緒に乾杯に参加したいところですが、いい写真を撮るにはやはり撮影に専念したほうがベストショットを得やすくなります。
中央のひとがジョッキに隠れて写ったNG作例。全員の顔が写るようにフレームを確認。
「かんぱい」と発声し終えた直後に撮影。参加者の楽しそうな表情がポイント。
一声かけてカメラ目線でのショットを撮っておくのもお勧め。
次のページでは、宴の歓談中の撮影ポイントです。