共産党大会で習近平がトップに
共産党大会で習近平がトップに選出!中国株の今後は・・・
ところが、今回明らかになった新政府の内容の中には、株式市場にとっては好まれない内容もありました。具体的には政治改革に最も積極的であった李源潮氏と汪洋氏が政治局常務委員(7名で構成される)に選出されなかったのです。これは保守派が幅を効かし、中国での政治改革の進展の停滞を示すことを意味します。実際のところ新政府の陣容発表後、中国本土株の代表的な株価指数である上海総合指数は改革志向の新政府の枠組みに成らなかったことが失望され、株価は下落しています。
中国本土株が軟調ないくつかの原因
もっとも、中国本土株が軟調な原因は他にもあります。まず、企業収益の回復がまだ確認できないことです。中国の金融機関を除く国有企業の1-10月の合計利益は前年同月比で8.3%減となり、1-9月の11.4%減から改善したと中国の財務相から発表されています。しかし、企業収益の状況は厳しいものであるとする見方が強いようです。またこれとは別に、共産党大会前で控えられていたIPO(新規株式公開)が、共産党大会終了と共に一気に再開され、市場から資金を吸い上げるとの懸念も出てきました。
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