コミュニケーションを大切に考えた機能的なベビールーム
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フランスでは、赤ちゃんであっても一人の人間として扱い、その子ための空間を用意しているのだそう
まずは「可憐な花」をイメージした女の子の赤ちゃんの部屋から説明していただきましょう。
「家の中でも靴を履いて生活するフランスでは、日本のように床に布団を敷いて寝かせることができないので、ベビーベッドとオムツ替え台は必需品です。ベビーベッドは通常、誕生から満2歳になるまで使います。小さな赤ちゃんの体の大きさに合わせた空間をつくり、赤ちゃんがまゆの中に包まれて安心して眠るような環境を作り出します。また、赤ちゃんが自分の力で外に出られない構造になっているため、転落や誤飲などの事故から赤ちゃんを守る役割も担っているんです。床よりも高いところにベビーベッドがあることにより、ゴミや埃やペットなどからも赤ちゃんを守ります。」
「床でオムツを替えられる日本では、オムツ替え台を使用する人はまだ少ないのですが、実際に使っている方に伺うと、「赤ちゃんのお世話が効率的にでき、部屋全体が散らからない」「自分の背の高さに合わせたので腰を痛めない」など、日本のパパとママにも好評です。」
「ベビーベッドの傍らにあるのは授乳用のベンチです。大切なコミュニケーションの時間として、長い時間授乳をしても疲れない、授乳用のソファーやベンチを子供部屋に用意することが一般的なんですよ。」
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赤ちゃんが安心して遊べる床遊びコーナー
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オムツ替え台をテーブルに、ベッドをベンチにチェンジしたベビールーム
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