何でも手に入るナンデモ市場、南大門市場を満喫しよう!
あちこちから日本語で客引きの声がかかります。海苔は味見ができる店が多いので、いろいろ食べ比べて決めましょう!
ソウル駅や市庁駅からほど近くにある崇礼門(通称:南大門)および、地下鉄4号線の会賢駅付近から、明洞すぐ近くの新世界百貨店付近一帯に広がる大きな市場が南大門市場です。
このエリアにある店舗数だけで軽く1万軒は越す規模で、食品、
衣類、化粧品、メガネ、食器、民芸品、日用雑貨類、アクセサリー問屋、お土産専門店など、とにかく多様なジャンルの店がぎっしり。小売店も卸売り店も入り混じっていますが、小売店でも基本的に市価より安く購入できる場合が多く、特にまとめ買いをするとさらに割引してくれることもあります。ちなみに、市場では現金でのお買い物が半ば暗黙の了解。カードを使える店もありますが、現金のほうが割り引きしてくれる可能性も高いですよ。
庶民派グルメならおまかせ!
ものすごく大衆的な雰囲気に、少し引いてしまう人もいるかもしれませんが、意外にも美味しかったりするのです
さて、買い物が楽しいイメージが先行している南大門市場ですが、実はマニアックなグルメスポットでもあります。市場の周囲には、韓国おやつのホトックやおでんなどを売る屋台があるほか、韓国チャーハンやビビンバ、冷麺などの食堂がズラリと並ぶ路地、カルチジョリム(太刀魚の切り身の煮付け)の専門店通り、市場の定番メニューでもあるカルグクスの専門店通りなどもあります。どこも街中のお店と比べると、雑然とした感じですが、それこそ市場ならではの雰囲気。中には、美味しい店として名を馳せる有名店まであるので、市場グルメもあなどれません。
日本では屋台で何かを食べる機会があまりないので、南大門で体験してみてはいかがでしょうか?
陽が沈む頃になると、ポツポツとポジャンマチャと呼ばれる屋台が登場し始めます。刺身や韓国ラーメンをおつまみに、焼酎やビールで一杯やるカップルやおじさんたちで賑わい始める時間です。屋台というと、安いイメージがありますが、ポジャンマチャはおつまみの料金がかなり高く、市内の居酒屋でお酒を飲むときと同じ、あるいはそれ以上高くつく場合もあるので知っておきましょう。それでも屋台でのお酒は結構楽しいもの。特にあたたかいテントの中でお酒を飲める冬のポジャンマチャは、寒いソウルの風物詩。独特の雰囲気の中、美味しく味わえますよ!
南大門ショッピング、ココは注意!
有名なブランドのモデルもよく見かけますが、このエリアで売られているものニセモノばかりなので気をつけましょう。 ブランド品は、デパートか免税店で買うのがベストです!
南大門市場には、ブランドのコピー商品を販売する店がたくさんあります。日本人も大好きなあのブランドのバッグやポーチなどが、本物さながらの見栄えで、でも本物よりもうんと安い値段で売られています。店の前を通ると「カンペキなニセモノがあるよー」と客引きの声が。興味を示すと、店の奥から本物と区別がつかないほど精巧なコピー商品を持ち出して見せてくることも。でも、コピー商品購入は不法行為です。税関で見つかれば多額の罰金を支払わねばならないこともあるので、買わないように気をつけましょう!
とにかくいろんなものが売られているので、市場での買い物はとにかく楽しいんです! ただ見て歩くだけでもエキサイティングなので、初めてソウルに行く方は、是非お出かけください!