ロマーノ、ネイキッド、カフェリキッド…ラテ以外のメニューも充実
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最も困惑した注文は「モナリザを描いてください」。たまたま店内に小さなモナリザのマグネットがあり、それを見ながら描いて切り抜けたそうです。
もう少しメニューをご紹介しましょう。ミルクとのハーモニーを楽しむラテに加えて、エスプレッソそのものの味わいを楽しむ飲みものも充実しています。エスプレッソの旨みを凝縮したリストレットを味わう究極の一杯「ネイキッド」(310円)。個人的に大好きな、ネイキッドにレモンの香りを加えた「ロマーノ」(320円)、ショットグラスにエスプレッソと冷たい牛乳を注いだ「カフェリキッド」(240円)など、いずれも小さなカップで提供されるドリンクの数々。
ミルクたっぷりのラテがリラックスするための一杯なら、上のメニューの数々は脳に刺激とインスピレーションを与えるための一杯。気分や体調に応じて選ぶのが楽しいですね。
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ファイヤーキングのマグカップに入ったショコラテ(410円)
アート好き、コーヒー好き、下北沢好きの人々の交流の場として
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展示する写真が映えるよう、コーヒースタンド側の白壁を張り替えました。
久保寺さんがお店を開いた理由がもうひとつありました。再開発が始まり、変わりゆく下北沢の街に、変わらない小さな場所をつくること。そのために昭和初期に建てられたという古いビルの1階を選んで、このスペースをオープンしたのです。バロンデッセだけを眺めていれば洗練された現代的な空間に見えますが、外に出て建物を見上げると、みごとに古ぼけた昭和の下北沢らしい佇まいに、一瞬たじろぐほど。
バロンデッセがめざすのは、アート好き、コーヒー好き、下北沢好きの人々が交流するプラットフォーム。ギャラリーの貸し出しはリーズナブルな料金に設定されています。作品展を考えている人は気軽にお問い合わせを。
コーヒーを語りはじめると、とにかく熱い久保寺さんと藤宮さん。気球の巨大なバルーンをふくらませる熱は、この二人がが放射していたのです。
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