カフェ/池袋・駒込・上野・浅草のカフェ

nagaya cafe さと和(さとわ)…小石川

戦前からの木造2階建て長屋を、ライターを本業とする女性が落ちついたカフェにセルフ・リノベーション。ゴミを出さない改装スタイル、先人たちの知恵をリスペクトする料理に共感します。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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長屋カフェ「さと和」の写真

戦災を免れた長屋をカフェに

文京区小石川、「こんにゃく閻魔(えんま)」の愛称で知られる源覚寺。その門前町として発達した古い商店街の一角に、2008年夏、時代の記憶をとどめる長屋カフェが誕生しました。黒ずんだ板壁をそのまま活かした魅力的な外観。引き戸の横に吊された赤い風鈴の短冊が風に揺れています。

戦前から建っているという木造2階建て長屋のひとつをセルフ・リノベーションしてカフェに生まれ変わらせたのは柏木珠希さん。ご本業は開運・スピリチュアル関連のエッセイや、お店の開業に関する著書を上梓しているライター&エッセイストです。

「さと和」と名づけたカフェのオープンまでの経緯は、柏木さんの日頃のお仕事と切っても切り離せない関係にあるよう。

もともとお酒とお料理が好きで、人をおもてなしするのが好き、そして仕事で多数の古民家リノベーション店舗を取材して回るという日々が、「いつか自分でも飲食店を」というヴィジョンを育み、また、たくさんの浅からぬご縁を呼び寄せたようです。

今回の記事では、2階に居心地の良い座敷がひろがる長屋カフェをご紹介します。古びた家屋を自分たちの手でひとつひとつ改装していったプロセスも、可能なかぎり資源のリサイクルをおこなうなど共感をおぼえるものでした。

▼さと和はサンスクリット語から

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