独特の民族衣装が特徴の港町、マルケン
13世紀に大嵐で本土と分断された後、1957年に堤防が建設されるまで数世紀にも渡って孤立していたマルケンは、独特の民族衣装が特徴の本土の街や村とは一線を画した港町。ゆったりした時間が流れる心地好い村です。長年周囲と切り離されてきたため、独自の文化が育まれたマルケン。堤防ができる前は定期的に大波の被害を受けてきたことから杭の上に建てられた、カラフルで小さな家が軒を連ねる様はオランダの街とは思えません。かつての主産業だった漁業は衰退しているものの、港には今もたくさんのヨットが停泊し、当時の面影を伝えています。
だいぶ観光地化されてきたと言われますが、マルケンに住んでいる人も動物たちも穏やかで心からリラックスした雰囲気で癒されます。特にこれ、と言った見所があるわけではなく、ただここの空気に浸る、そんな街です。
行き方
アムステルダム中央駅前から111番のバスで約40分。
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