まずは睡眠が必須!
「いいママ」でいるためには、まず睡眠が必須というひとつの科学データ。忙しい日常で睡眠時間を確保するためには、「手を抜く」ということをまず身につける必要性があるかもしれません。眠れるときに眠る、いまやらなくていいことは先に延ばして睡眠を優先する。ママのゆとりは結果的に子どものため、という考え方です。スキンシップの意味も含めて、親子でお昼寝してしまうのも、いいのかもしれません。また、習慣というのは反復練習でようやく身についてくるものです。ということは、慣れるまで居心地が悪い時期があるということを理解しておきましょう。「習い」「慣れる」それが「習慣」の正体。子育てや母性というのは、居心地の悪い時期を乗り越えて慣れた末にようやく手に入る新しい習慣。決して一朝一夕には手に入らない。だからこそ、慌てる必要もなければいま完璧にできない自分を責める必要もないです。
そもそも、育児に「絶対」はありません。お子さんは一人一人すべて違うし、それは例えば同じDNAを持つ兄弟姉妹であっても決して同じに育たないのがその証拠。育児書通りに子育てしても、子どもがその通りに育つことはないでしょう。それどころか周りからは「マニュアル世代」などと揶揄されてしまうことも。このような努力が空回りする育児ストレスが余計にお母さまたちの「アイデンティティの受難」を招いていると思います。
脳は案外フェミニストではない
母子ともにゆっくり新しい習慣を身につけましょう
フェミニストではない脳の機能。とはいえ、新しい習慣を作らない限り育たないとされる母性と子育てのスキル。何より一番の問題は、それらをきちんと教えてくれるところがないことかもしれません。「わたしが悪いんです」そう自分を責める前に、一度振り返ってみませんか? もしかしたらまだ、新しい習慣が身に着いていないだけかもしれませんよ。
完璧なお母さんより、ちょっと抜けているくらいが子どもを楽にするという説もあります。子どもは大人が思う以上にたくましく、ある意味生きることに長けた存在だからです。育児は誰のためなのか。完璧なお母さんを本当に子どもたちは望んでいるのか。子どもは誰でもみんな、無条件にお母さんが大好き。そのことをまずはしっかりと受け止めてあげてくださいね。