近年落語ブームともいわれていますが、若い人でも落語を好む人が増えているようです。落語を覚えるにあたって、まずは何度も繰り返し繰り返し聞くことで耳で覚えるのがおすすめです。
■落語初心者が覚えやすい演目
まずは面白い滑稽話が良いと思います。なかでも「寿限無」は長い名前さえ覚えられたら話は簡単です。
■覚えるときのコツ
本物の噺家さんも師匠に稽古を付けてもらう時には、3回聞いて覚えるのだそうです。本当に3回聞くうちに覚えるのかどうかという点については明確ではありませんが、やはり落語を覚えるには耳で覚えるのが一番だと思います。
まず覚えたい落語を録音し、何度も何度も聞いてみましょう。最近はDVDなども販売されていますので、DVDでも良いと思いますが、まずは声だけの方がイメージを膨らませやすく、間も分かりやすいのではないかと思います。だんだん話を覚えてきたら、実際の映像をDVDなどで確認しながらフリをまねして行くとよいのではないでしょうか。
私の祖母も落語が大好きで、いつもカセットテープに録音した落語を聞いていたためか、一カ所も間違えずに話せる噺がいくつかあったようです。「好きこそ物の上手なれ」ということわざにもあるように、自分の好きな噺を覚えるのが一番の近道ではないかと思います。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。