新技術の開発に注目の日産自動車
■銘柄名 日産自動車
■銘柄コード 7201 東証1部 輸送用機器
■権利確定月 3月 9月
■最低購入金額の目安 70100円
■参考にするニュース 日銀短観、為替レート、アメリカの景気動向、原発停止による電力需要 電気自動車の開発
■売買テクニック 逆張りテクニック
日本の輸出産業といえば自動車。トヨタ、日産、スズキ、ホンダなどの世界にでも通じる一流企業が激しい競争をしています。しかし、各社、総力を挙げてコスト削減に取り組んでいても、為替レート、昨年の東日本大震災における原発事故によって、原発停止における計画停電による製造ラインへの負担。原油高騰におけるガソリンの値上がりなどの前ではその努力をほとんど報われません。またグローバルな展開をしていれば、国内景気だけでなく、貿易の相手国の景気も影響してきます。今までは自動車株の全般に関わることでしたが、新技術の開発動向もこれからの投資には重要です。
今、自動車業界の次世代技術はエコカー、つまり、環境の良い車のコンセプトで、ハイブリッド車と電気自動車に分かれています。将来、どちらが普及するかによっては日本の自動車シェアに大きな変化が訪れます。その中で、日産自動車は電気自動車開発に力を入れています。
次の時代にハイブリッドカーが主流になるのか、電気自動車の普及が進むのかはまだまだわかりません。ただ、電気自動車の普及はゆったりとしたペースとなっています。爆発的な普及には開発コストの削減と簡単に充電ができるスタンドの設置などが望まれます。
このようにまだまだ課題は残されています。どちらの車が普及するかを見極め、その開発に勤しむことで、次の時代をリードできるわけですが、投資家にとっては悩みの種でもあります。
投資の売買テクニックとしては、自動車株は逆張りで責めることが重要です。景気が回復した頃には株価は織り込み済み。自分が底だと思った金額で購入するといいでしょう。