内需関連銘柄は配当・優待が魅力的
配当や株主優待が魅力的な銘柄は、輸出関連よりも内需関連のほうに圧倒的に多いといえます。自動車、電機などの輸出関連企業と違って、研究開発費や設備投資にさほどお金をかけずに済む分、株主還元を手厚くできるからです。内需関連にはスーパーや外食チェーンといった小売業、アミューズメント施設運営や旅行代理店といったサービス業、鉄道や航空といった運輸業など、一般消費者に直接関わる業種が多いため、株主還元策として自社店舗・サービスでの割引といった株主優待が採用されやすいという面もあります。同じ時期に権利取りで買われ、権利落ちで売られる
輸出関連銘柄では、景気動向や為替相場に値動きを大きく左右され、配当・優待の権利取りは、あまり重要な要素とはなりませんが、景気動向や為替相場の影響を受けにくい内需関連の高配当銘柄や優待が人気の銘柄では、毎年のように配当・優待の権利取りの時期に買いが集まって株価が上昇し、権利落ち後に売られて下落します。ただし、内需関連でも、景気動向に敏感な銀行、証券など金融業や不動産業、相場全体の動きにつられやすい大型株は、やや違った動きになることがありますし、配当、優待以外の要因ですでに株価が上昇しているときも、権利落ちでの下落が予想されるため、権利確定月にかえって下落したりします。小売、サービス業の中小型株で、とくに材料がなく売買が閑散としているようなのが、典型的な値動きになりやすく狙い目です。配当・優待の権利取りで上昇することが多い内需関連銘柄の例
日本マクドナルド(2702) 権利確定月 6月・12月吉野家(9861) 権利確定月 2月・8月
カッパ・クリエイト(7421) 権利確定月 2月
アトム(7412) 権利確定月 3月・9月
JALUX(2729) 権利確定月 3月・9月
リソー教育(4714)権利確定月 2月・8月
UTホールディングス(2146) 権利確定月3月
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