住宅リフォーム/リフォームの間取り・プラン [部屋別]

築20年目にやっておきたいリフォーム-間取り編

築20年を過ぎたら家の老築化対策のリフォームだけでなく、コレカラの暮らしのために間取りを見直しましょう。今までよりも更に快適・便利な家にするために!築20年を過ぎたらやっておきたいリフォーム-間取り編をご紹介します。

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド

築20年を過ぎたら家の老築化対策のリフォームだけでなく、コレカラの暮らしのために間取りを見直しましょう。今までよりも更に快適・便利な家にするために!築20年を過ぎたらやっておきたいリフォーム-間取り編をご紹介します。

今の家の間取りのままで、コレカラも大丈夫?

家が築20年なら中に住む人も年をとる。子どもは大人になり必要な間取りも変わる。

家が築20年なら中に住む人も年をとる。子どもは大人になり必要な間取りも変わる。

家が築20年と言うことは、中に住んでいる人もその分年を取っています。子どもは大人になり、家族の人数が変わり、体力も変わり、食べ物の好みも変わったという人も多いことでしょう。

年月が経てば人の暮らしは変わり、それに伴って必要になる間取りも変わります。家作りでの費用の掛け方、こだわりたい場所も以前とは違っているはずです。

今の家の間取りのままで、果たしてコレカラ先も快適・便利に暮らせるでしょうか?

築20年目を過ぎたら、住んでいる人の年代の変化、暮らしの変化にあわせて、家の間取りも成長させてあげましょう。そのためには、今までの20年より更に快適・便利な「コレカラの20年」を意識してリフォーム計画を立てていくことが大切です。

 

築20年目のリフォームでは、毎日の動線から段差を無くそう

若いうちは階段でも段差でも簡単に上り下りができましたが、年を取るに従って危険が増していきます。家庭内事故のデータを見ると、高齢者のケガの原因として多いのは、階段からの落下や段差での転倒によるものです。

どうしても階段を使う家の場合はホームエレベーターを付けるリフォームも。思い切ったリフォームだが、将来を考えればムダな投資にはならないはず(ホームエレベーター/パナソニック)

どうしても階段を使う家の場合はホームエレベーターを付けるリフォームも。思い切ったリフォームだが、将来を考えればムダな投資にはならないはず(ホームエレベーター/パナソニック


特に注意しておきたいのが水まわりバリアです。水まわりバリアとは、毎日通る水まわり動線の途中にある階段や段差などのバリア(障害物)のこと。築20年目のリフォームでは、コレカラ先の暮らしが更に安全・快適になるように、この水まわりバリアを無くしておくことが大切です。

【動線から段差を無くしておきたい場所】 
  • 寝室~トイレ
  • 寝室~浴室・洗面所
  • 洗濯機~物干し場
  • キッチン~食卓
  • 玄関
浴室が1階にある家は、寝室も1階へ移動させておきましょう。2階の部屋が空いたらそこをゲストルームや趣味の部屋として使う、庭にウッドデッキを付けて段差無く庭に出られるようにしておくなどの工夫で、毎日の動線から段差を無くすことができます。

どうしても階段を使う家の場合はホームエレベーターを付ける手もあります。リフォーム費用は約300万円~で、思い切ったリフォームですが、将来を考えればムダな投資にはならないはずです。

次のページでは、子どもが独立したらどうする?空き部屋はコレカラずっとこのまま?そして新築の時はなかなか手がまわらなかった部屋を充実させるリフォームをご紹介します。
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