MITSUBISHI(三菱自動車)/三菱

新型アウトランダー、勝負は来年!?(2ページ目)

三菱自動車のアウトランダーがフルモデルチェンジ。「衝突被害低減ブレーキ」の搭載など、ウリもあるが、価格、燃費とも、他車種に比べ、やや弱いというのが正直なところ。しかし、このアウトランダーには隠し球がある。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

勝負は来年発売予定の隠し球で

ではアウトランダーの優位点は無いのだろうか? 三菱によれば『衝突被害低減ブレーキ』がウリだという。CX-5の緊急自動ブレーキであるスマート・シティ・ブレーキサポートと同じく車速30km/h以下の自動ブレーキシステムだ。価格は9万5000円高。結論から書くと、少し高いと思う。
前方車両をレーダーにより認識、危険なときは、警報や自動ブレーキで衝突を回避、被害軽減するという「衝突被害低減ブレーキ」を搭載

前方車両をレーダーにより認識、危険なときは、警報や自動ブレーキで衝突を回避、被害軽減するという「衝突被害低減ブレーキ」を搭載


同じシステムは149万円のVW up!に標準装備されるし、CX-5も7万8750円
(上記のCX-5の価格に含んでいる)。なにより歩行者やバイク、看板、アウトランダーより高い速度までカバーできるスバルのアイサイトだって10万円だ。イマイチ魅力に欠ける。

三菱は新型アウトランダーで勝負できると考えているのだろうか? そもそもCX-5ですらガソリンエンジン搭載モデルの売れ行きたるや2割に満たない。おそらく最初から厳しい戦いになると思う。ただアウトランダーには隠し球が控えている。来年早々デビューのPHVとハイブリッド、そしてディーゼルだ。

なかでもPHVは電気自動車としての航続距離が50km少々と長く、価格も補助金を使えば320万円前後になると言われている。さらに遅れて燃費の良いディーゼルも出てくる予定。本格的にアウトランダーが売れるのは、燃費の良いPHVとディーゼルの追加後になると予想しておく。


【関連サイト】
三菱自動車 アウトランダー
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます