4/11 東京のホテル　2012年おすすめクリスマスケーキ [スイーツ・デザート] All About

帝国ホテル

ペストリー副支配人　石井卓氏

帝国ホテルのホテルショップ「ガルガンチュワ」は昨年で開店40周年。
復刻版のケーキを販売するなど、帝国ホテルならではの歴史を感じるケーキたちがガルガンチュワの店頭にならび話題を呼んでいます。クリスマスケーキも同様に、復刻版を販売。レシピも大きさも、帝国ホテルに伝わるオリジナルレシピを再現しています。

ブッシュ・ド・ノエル　5250円

帝国ホテルに代々伝わるブッシュ・ド・ノエルのレシピを再現。
「フランス語でビュッシュ(ブッシュ)」は「薪（まき）」という意味で、「ノエル」は「クリスマス」を意味します。
「ブッシュ・ド・ノエル」はその名の通り「クリスマスの薪」となります。
メレンゲのキノコや、グリーンのツタを施した様子は、まさにクラッシックなデコレーション。懐かしさも感じます。
そして、クリームは生クリームではなくバタークリームを使用しているのがクラシックスタイル。
バタークリームにはイタリアンメレンゲを加え軽さをだしています。「召し上がる30分程前に冷蔵庫からだし常温に戻してから食べるのがポイント」。そうすることで、バタークリームがフンワリと柔らかくなり、口どけも滑らかに。

ブッシュ・ド・ノエル

またバタークリームに使用されているバターは帝国ホテルでは、無塩タイプと有塩タイプの両方使っているのが特徴。軽い塩気が、味のアクセントになっています。
またクリームには焦がしたキャラメルにコーヒーで風味づけしてクリームに混ぜるのが帝国ホテルのオリジナルレシピだそうで、その味わいも復刻しています。

また土台になっているお皿状のパートシュクレもサクサクとしていて美味というだけではなく、ケーキの取り出しや切り分ける際に便利です。こうした心遣いも嬉しいですね。

シャルロット・フレーズ　4200円

ビスキュイ・キュイエールの生地を木目に絞り、切株に見立ててあるのが独創的。まわりにピスタチオとラズベリーが散りばめられ、クリスマスカラーに仕立ててあります。高温で一気に焼き上げているので、しっとりフンワリとした食感です。

シャルロット・フレーズ　

そして中に隠れている、苺のババロワが、心躍る味わい。
アングレーズソースに苺のピューレやラズベリー、そして泡立てた生クリームを、ごく少量のゼラチンで固めてあるババロワは、口どけも良くどこか懐かしい味わい。
レモン果汁を加えているので、軽い酸味が爽やかさをプラスしています。
薄いピンク色の苺のババロワは子供も大好きでしょうし、老若男女誰からも愛される味わいです。

帝国ホテルならではの伝統レシピを忠実に再現されているクリスマスケーキ。
子供たちに受け継いでいきたい懐かしい味わいを、世代を超えて楽しんでいただきたいクリスマスケーキです。