大きく分かれる“テザリング”の対応状況

現時点のiPhone 5で、双方に大きな違いがある機能といえば“テザリング”が挙げられるでしょう。テザリングは、スマートフォンにさまざまな機器をWi-Fiなどで接続し、モデムとして利用する機能のこと。特に外出先にパソコンやタブレットなどを持ち運んで利用している人にとっては、便利な機能といえます。

2012年10月現在、この機能が利用できるのはau版のiPhone 5のみで、ソフトバンクモバイル版では利用することができません。それゆえ、「設定」の中にあるテザリングに関する項目「インターネット共有」は、現時点でソフトバンクモバイル版には用意されていません。
iPhone5

ソフトバンクモバイル版iPhone 5の設定画面には、テザリングに用いる「インターネット共有」の項目がない

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au版iPhone 5の設定画面。「インターネット共有」の項目があるのが分かる


これには、双方が所有する電波の混雑度合が大きく影響しています。ソフトバンクモバイルは既に所有する周波数帯域をフル活用しているため、通信量が大幅に増える可能性が高いテザリングを解禁するゆとりがありませんでした。ですがauは、ソフトバンクモバイルと比べ使用できる周波数帯域にゆとりがあったのです。これに加えて、iPhone 5では新しい通信方式であるLTEが利用可能となったことから、auはテザリングを解禁したといえます。

しかしながら、ソフトバンクモバイルはイー・アクセスを買収したことで、今後iPhone 5で将来的に使える周波数帯が大幅に増加する予定です。事実、ソフトバンクモバイルは12月15日からテザリング機能を解禁するとしており、将来的には差がなくなると考えられます。

次は、緊急地震速報の対応状況について説明します。