理想は“生ける伝説”山口百恵さん

上戸さんの結婚報告の自筆FAXも公開されましたが、「HIROさんが夢みる家庭を支えられるたくましい妻になれるよう努力します。」など昭和テイストの感じられる文章が印象的でした。それもそのはす、上戸さんは山口百恵さんの結婚スタイルにあこがれているのだそう。

山口百恵さんといえば、人気絶頂時に結婚と同時にきっぱり引退して家庭にはいり、その後は家族を支える立場に徹し手30年余り。その生き方は、すでに伝説となっています。30代以下の方々は彼女の現役時代をリアルタイムでは知らないはずですので、27歳の上戸さんにとっても山口百恵さんは「伝説」の人のはず。引退して32年経っても、いまだにこのように話題になるのですから、彼女の結婚スタイルは多くの日本人にとって、理想形の一つなのかもしれません。

山口百恵さんに象徴される「内助の功」「夫を支える専業主婦」という「昭和婚」がなぜ、多くの日本人の支持を得るのか。それは、日本経済が右肩上がりで成長していた「昭和」という時代へのノスタルジーがあるのではないでしょうか。

今やサラリーマンの平均年収は右肩上がりどころか右肩下がり。「結婚後も妻は仕事を辞めずに働いてほしい」と希望する男性が過半数といわれています。「妻が専業主婦」というのはイコール「夫の稼ぎで家族を養うことができた」という、元気だった日本経済の象徴のような印象があるのかもしれません。
 

20代女子の憧れ「専業主婦」

かつては「退屈」「平凡」「自由がない」と「なりたくないものナンバーワン」だった専業主婦が今や一つのステイタスになり、20代女子の「将来の夢」の一つにまで上げられています。この背後にあるのは、結婚後仕事を続けても結局家事や育児は女性が負担したままという、アンバランスな現在の夫婦関係だといえるでしょう。「働けば働くほど、女性ばかりが忙しい思いをして損だ」と働く妻たちの不満はあちこちで耳にすることがあります。家庭内に置ける夫婦の役割り分担、男性の意識、さらにはその背後にある日本の男性の働き方のスタイルが変わらないかぎり、若い女性の「ラクな専業主婦志向」は変わらないのかもしれません。

上戸彩さんもしばらくは引退せずに仕事を続けられるということですし、これからHIROさんとお二人で、「昭和婚」を超える新しい夫婦のスタイルを生み出していただきたいものです。どうぞ末永くお幸せに!
 



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