掃除機・クリーナー/掃除機・クリーナーお試しレポート

日立・2段ブーストサイクロン CV-SW200(2ページ目)

独自のサイクロン機構で勝負する日立。今年のトレンドでもある高性能コンパクトシリーズを展開しています。今回は、全5グレードの上から4つ目となる、CV-SW200をご紹介します。

執筆者:戸井田 園子

細かい配慮が「使いやすさ」に直結

日立・2段ブーストサイクロン【CV-SW200】

ホースの表面を滑りやすく加工することで、家具などに接触した時の抵抗を減らした「スマートホース」

滑りにこだわった「スマートホース」も注目ポイント。掃除機が重いと感じるのは、本体やノズル類の実際の重さだけではありません。ホースが家具や壁の角に触れた時に感じる抵抗感も、掃除機が重いと感じる原因のひとつになっているとのこと。確かに、家具にこすれてホースをひっぱった経験が有る人も多いのでは?この「スマートホース」は、ホースの表面を滑りやすく加工することで、ホースがひっかかるストレスを少しでも緩和しています。こんな些細な積み重ねが操作性を向上しているのです。


 
日立・2段ブーストサイクロン【CV-SW200】

高いところや細かい隙間も掃除がしやすいアタッチメント

アタッチメントが充実しているのも使いやすさに直結しています。例えば、何段階にも角度が変化するロングノズルはじめ、家具下にも入りやすいヘッドが浮かない構造や、左右90度に曲がるT字型ヘッドなど、手元のレバーでパイプの長さが変えられる仕様など、独自の工夫が満載。日々の掃除をする時に「とっても便利で使いやすい!」と感じるのも日立の大きな魅力と言えるでしょう。

 

 

取り外し簡単なダストボックスでゴミ捨ても簡単

日立・2段ブーストサイクロン【CV-SW200】

片手でサッと取り外せるダストボックス

日立は、下部の1段目で遠心分離によりゴミを分離し、2段目でゴミを圧縮する、独自の「2段ブーストサイクロン」を採用しています。ダストボックスの容量はやや少なめですが、圧縮されるためゴミはしっかり溜まります。ダストボックス部分はコンパクトになったこともあり、片手で簡単に外せます。これなら小まめなゴミ捨ても苦にならなそうです。


 
日立・2段ブーストサイクロン【CV-SW200】

ゴミの上にティッシュが被さるため、ホコリの舞い上がりが軽減される

ゴミ捨ては、フタを空けるとたまったゴミがワンタッチで飛び出す「ごみダッシュ」方式。フィルター前にティッシュを挟むことで、細かなチリが付くのを抑制するのが独自のスタイルです。実際にたまたったゴミを取り出してみると、フィルター前に挟んだティッシュが、ちょうどたまったゴミを包み込むように被さるため、ホコリの舞い上がりが抑えられます。アナログな手法ではありますが、効果的な方法だと感心します。

 

 

ボディの仕上げまでこだわった高品質が売り

日立・2段ブーストサイクロン【CV-SW200】

傷つきにくいUVメタリックコーティングで仕上げたボディ

価格は、大手量販店で5万円台(2012年9月時点)。このサイズとしてはやや高額な印象を受けるかもしれません。細かなスペックを比較すると、捕集率や消臭機能など若干の機能差はありますが、上位機種とほぼ同等の基本性能を維持しているので、決して高いということはないでしょう。コンパクトなサイズに映えるビビッドなボディカラーの赤も、傷つきにくいUVメタリックコーティングにするなど仕上げにもこだわっています。コンパクトながら高級感のある印象の掃除機です。



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