オール電化の本格パン作り教室にガイドが参加!ふっくら美味しいパンが焼けるでしょうか?
今回は、オール電化住宅のキッチンを彩る電気機器にも注目してみたいと思います。

進化を続ける電気オーブンもそのひとつ。高火力の調理やスチーム機能などが加わり、今まではちょっと敷居が高いと思っていた本格的な料理を家庭でも簡単に作ることができるようになってきました。

今回は、電気オーブンで焼く本格パン作りの教室に参加して、その実力を体験してきました。取材させて頂いたのは、麻布十番にある「ランウェイの料理教室(以下、RUNWAY)」。
「RUNWAY」には、さまざまな分野の若いクリエイターが集まり、イタリアの野菜料理、アルザス地方のコンフィチュール、天然酵母のパン、ワインテイスティングなど、魅力的な教室が開かれています。

今回の講師、料理研究家のKaoriさん。
私が参加したのは、料理研究家のKaoriさんが教えてくれる「天然酵母のパンづくり」。今回のメニューは、電気オーブンで焼く「天然酵母を使ったマロンプチパン」と、IHクッキングヒーターで作る「レンコンときのこのポタージュ」です。

それでは、さっそくパン作りに取りかかりましょう!


天然酵母ってどうなっているの?

起こした「丹沢ホシノ酵母」。菌は非常にデリケートです。
「これが、起こした天然酵母です」と私たちが見せてもらったものは、淡い肌色のトロリとしたヨーグルトのようなもの。
今回Kaoriさんが選んだ「丹沢ホシノ酵母」は、丹沢山中の名水のほとりで発見された野生酵母を使って作られた天然酵母で、香りは日本酒の麹のような甘い香り。見ていると、泡がぷくっと膨らんで消えます。生きた菌が繁殖し、呼吸しているのです。酵母は粉の状態で売られていて、丹沢ホシノ酵母の場合、水を加えてから丸一日かけて、冷蔵庫のなかで菌を起こします。

酵母菌はとてもデリケートな生き物。菌を「起こす」ときに、同じ冷蔵庫に納豆が入っていると、納豆菌に酵母菌が負けてしまうのだそうです。その他に見せていただいた別の種類の酵母は、漬物の糠のような香りで、こちらは水を加えて2時間程度で「起きる」のだそうです。酵母菌の話をするKaoriさんは、なんだかとても楽しそう。「菌」の世界は、奥が深いのですね!


それでは、パン生地を作りましょう!

交代しながら、ひたすらパン生地をこねます。
皆でテーブルを囲みながら、酵母と小麦粉、砂糖をボウルで混ぜ、交代にこねていきます。ちなみに、男性の手の方が温度が一定なので、生地をこねるのには向いているのだとか。
しっかりこね上がったところで、粗みじんに刻んだマロンエトフェを加えていきます。マロンエトフェとは、皮むき栗を蒸し、栗の自然な甘さをそのままに瓶詰めしたもの。こね上がった生地は、5~7時間常温に置いて自然発酵させます。




焼く前のパン生地。本当なら発酵の時間が必要なので、今回は先生が事前に作っておいてくれたものを使いました。
今回は時間が限られているので、先生が前もって発酵させておいた生地を使って作業を再開。
生地を取出してパン一つ分の大きさに分け、丸め直します。実際に丸めてみると、手に生地がくっついてしまったり、簡単そうに見えてなかなか難しい・・
先生に助けてもらいながら、丸めた生地を天板の上に並べ、20℃前後のところで二次発酵させます。こうしてできた生地の上に、別に作っておいたマロンダマンド(マロンクリーム)をのせて、いよいよオーブンへ!

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