東京小猫商会「エクステリバー」
鉛筆用の補助軸です。ただ、そのデザインと仕上げが、とても凝っていて、その凝った意匠がそのまま滑り止めにもなっていて使いやすさにも貢献しているという補助軸です。東京小猫商会は、文房具店から占い師まで、幅広いジャンルの方々が集まって、商品展開やイベントを行うユニットですが、そのオリジナル商品のひとつとして開発されたのがこちら。手前味噌で恐縮ですが、ガイド納富もそのメンバーで、真鍮の軸に独自の加工を重ねて、まるでアンティークのような肌触りに仕上げた軸は、デザインが良いとか悪いとか、そういう次元を越えて、「カッコいい」モノになっていると思います。使い込んだ真鍮の味わいが、いきなり手に入るようなものですから。
しかも、ひとつひとつ手作業で仕上げられているため、輝きに個体差があるのも魅力です。少し黒ずんだ鈍い輝きのものから、使い込まれたような深く沈み込むような色のものまで、ちょっとした差が、とても大きな表情の変化に繋がっています。補助軸として見ても、全体が真鍮製で、ほぼ真直ぐな形で、太い鉛筆を持っているような感触がガイド納富好み。鉛筆の軸の細さでは、あまり長い時間持ち続けられないガイド納富としては、この太さと、尻軸を回して鉛筆を固定するためグリップ部分に境目がない構造が、とても持ちやすいのです。
鉛筆だけでなく、木製軸の短いノック式ボールペンとか、タッチペンのペン先などを装着して使うなど、日常的に使いたいと思わせる補助軸。ガイド納富は、メタモジの「Su Pen」というタッチペンのペン先を付けて、iPad用のタッチペンとして愛用しています。全体が真鍮製なので、軸のどこを持っても使えるし、長さが指の延長としてのタッチペンの利用方法にピッタリです。
続いては一風変わった手帳を紹介します。